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★津軽三味線『藤秋会』家元★加藤訓の公式ブログ ★津軽三味線全国大会
昨日の器楽合奏コンクール、藤秋会の結果は、断トツの1位。
それもブッチギリ!
『571.9点』
この点数は一昨日、昨日の全ての部門の最高点!

藤秋会の選手はいつも舞台にいるので、自分達の演奏を聴く事が出来ないが、私は審査をしながら、ゆっくり聴かせて戴いた。
大きな舞台を沢山踏んで来た分、安定感が有り、見た目でまず安心出来る。
それに、撥と手が良く揃っている。

手前みそながら30年一筋にこつこつやって来た事が結果に繋がってている。
『継続は力』この言葉の持つ意味は大きい。これで、大臣賞、通算18回。

これに甘えず常に基本に立ち返り、また頑張りたい。


とにかく、良かった。 良かった。



今年もこの季節がやって来た。
ここ、九段の日本武道館に夢を追いながら毎年通い続けて26年。
大都会の都心に有りながら、皇居内と言う事で、ここには特別な空気が流れていて、自然と身の引き締まる思いだ。

夕方、この時期に必ず顔を出す、日本民謡界の重鎮、『佐々木貞勝』師匠の民謡酒場に行ったら、久しぶりにこの方にお目にかかった。
そう、北海道函館の名人位、『佐々木基晴』師匠。

若い時に良くご一緒したが、もう10数年振りで、全くお変わり無く青年の様にはつらつとしていて若いのにはびっくりした。
貞勝師匠にいくつになったんだろう?と聞いたら、確か86、7の筈だと。
昔から、いつもスーツをビシッと着こなしダンディだったが、その時の印象と全く変わらないし、シワも無い。まさか整形でもしてるのかと、失礼な事を考えてしまったが、源は何なんだろうか?
是非教えて戴きたいものだ。

さて、今日は朝から一日審査員を努める。
もう10年に成るが、毎回その責任の重さを感ずる。
今年から人数が12人から3人減って9人と成り、益々一人の点数が順位を左右するので、しっかり努めたい。



今日は、藤秋会も出演する。
さて、どんな演奏をするのか厳しい目で見たい。

昨日の東京教室は武道館の集中稽古。
毎回の事ながら合奏だからと言って、大勢いるから多少間違ってもわからないだろうなどと思ったら、それは大きな考え違いだ。

合奏はひとりひとりの個人技がきちんと出来ていないと、絶対に良い演奏は出来ない。
普段出来ているつもりでも、コンクールとなると普段よりもハードルを上げなければ成らない。

何故なら我々は、最低でも1位、優勝以外の選択肢は有り得ない。昨日の練習も随分きついと思ったかも知れないが、優勝して周りから評価された時に、その意味が分かる筈だ。そして頑張って良かったと思う筈。



大丈夫だ!あと2日有る。

第二回秋田民謡全国大会で、私は昨年に続き審査を担当。
担当部門は、唄部門の少年少女、低学年と高学年。
それに、秋田荷方節三味線コンクール部門。
秋田が民謡王国なのはその世界では周知の事実だが、この王国を支えて行く金のタマゴである少年少女のコンクールは、大きな意味を持つ。

少年少女の部は合わせて20名がエントリー。秋田の民謡界には全国大会でのタイトル保持者が1番多く、その方のお孫さん達が出るケースが多い。
自宅に、或は身近に最高の師匠がいるので上手くならない訳が無い。

大人顔負けの節を使う子も多く、さすが秋田の大会だと感心した。やがてこの子供等が、武道館や国技館で優勝旗を手にする日もそう遠くないだろう。
ちなみに、唄部門で優勝した冨岡沙樹さんや、決勝に残った30人の中には、数年前まで少年少女部門に出ていた人が何人もいるのだ。



頑張れ!少年少女達。

人間は勘違いをする事が良くある。
私なんかはしょっちゅうだ。
今回の事は100パーセント、隣の審査員の勘違いだと断言出来る。何故なら、その方は自らの技術も素晴らしく、誰よりも正しく評価出来る方であり、訓音の三味線も以前に何度か聴いている。

同じ審査員として、もしかしたら私でも同じ勘違いをしないとは言えないので、あえてこの事は触れない方が良いのではとも考えたが、それでは訓音が余りにもかわいそうだと思い取り上げたしだい。

この大会の為に彼女なりに一生懸命練習し、飛行機代や経費もばかに成らなかった事を考えると、せめて、何故その様な結果に至ったかは、納得の行く様に検証してあげる事が師匠としての努めではないかと思うのだ。

人によっては、何だ、加藤は自分の弟子の事だからと言う人もいるかも知れないが、自分の弟子だからしっかりと説明してあげたいし、たまたま2番目に弾いたのが訓音だっただけで、他の人がそこで弾いていれば全く同じ思いをした筈である。

そこで私の結論!
これは事務局長にも提言させて戴いたが、集計が出た段階で、その結果を審査にあたった人全員で、点数を再確認すれば良いと思う。そうすれば、自分が勘違いした場合、それを修正出来るし、今回の様な事は防げるのだ。

さて、皆さんはこの件をどの様に考えるだろうか?
最後に、人間はどんな人でも、間違いや勘違いは有る。
よって、私は同じ審査をする立場として決してその審査員を責めるものではない。
大事なのは、発表前に再度、確認すれば防げる確率が高くなる事を申し上げたい。




おわり

テーマ:津軽三味線
ジャンル:音楽
昨日のブログで第二回秋田民謡全国大会の事を書いたが、アップしたのが朝、6時24分。

この中で訓音の採点に付いて触れたが、どうも納得がいかないので、大会事務局長の進藤重幸さんに確認をしたら、次の様な事が判った。

私は隣の審査員が訓音を含めた以降の方の採点を、基準点を勘違いして付けて、その二枚が返されたのかと思っていたが、正確には、2番と3番で演奏した分の採点用紙。
詰まり、訓音が2番目に演奏しているので、審査員に返されたのは訓音と次の人の用紙だったのだ。

この大会は公正さを図る為、どの審査員が誰に何点付けたのか判る様に公開される。
隣の審査員の訓音に対する点数が、異常に低かったのは、当日結果発表後に確認出来たが、全ての分を確認する時間がなかったので、昨日の朝に進藤事務局長に採点表をファックスして戴き、その方が他の方々に何点付けているのか検証したら、38人中、訓音は下から2番目の点数。

これはどう考えても有り得ない事。
正直、もう少し勉強してから出た方が良いような方も何人もいたし、少なくても訓音がその方々よりも低い点数などと言う事は、100パーセント有り得ない。

現に審査員6人の訓音に対する点数を見ると、1番良い評価をした方は、全体の4位、次に5位、次が6位と好成績。


詰まりどんな見方をしても37位などは有り得ないのである。




つづく

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ジャンル:音楽
第二回秋田民謡全国大会が無事終了。
二日間の白熱した戦いは、さすが『民謡王国秋田』が健在で有る事を証明するには充分過ぎる大会であった。


唄部門30人で競われた決勝は、まだ17歳の高校生、『冨岡沙樹』(とみおかさき)さんが、秋田長持ち唄を熱唱して優勝!
将来が期待される大型新人の姿に、会場の観客も目を細めていた。


さて、注目を集めた荷方節三味線コンクール。
秋田県が生んだ名人位、故浅野梅若(あさのうめわか)師匠が作った名曲、秋田荷方節(あきたにかたぶし)部門に出場した総師範三人は大健闘!

訓栄が二位と同点ながら、審査規定により三位と頑張った。
優勝した方が我々も良く知る、浅野梅若師匠宅で10年に渡り内弟子生活をした、名古屋在住の浅野美和子さん。この方と訓栄の点数は僅か0.9の僅差。
惜しまれるところだが、審査員6人の中で二人が一位の点数を付けた。

特に、二代目、浅野梅若先生が一位を付けた事は、訓栄の今後の大きな自信になった筈だし、後で会場にいた複数の三味線奏者に聞いても、訓栄に軍配を上げる人が多かった事で納得。
来年は僅差では無く、ぶっちぎりでの優勝を期待したい。

訓成、訓音も良い演奏をしたが、一歩入賞に届かず。
訓成は演奏は充分に評価出来るものだったが、必ず入れなければ成らないフレーズを外してしまい、残念!
そのミスがなければ、間違いなく上位入賞していた。

惜しまれるのは訓音。二番目で演奏、多少強すぎたが全体としての演奏は大きなミスも無く、私の採点では全体の8位。
隣の審査員が基準点を勘違いして、途中まで基準より低い点数を付けてしまった。

集計していた、集計係がその事に気づき、飛んで来て、その審査員に基準点以下の二名を修正させたが、既にそれ以前に演奏を終わっていた訓音ほか数名は、基準点よりも高い点数が付いていたので、気が付かなかったと思われる。

現に、後で6人の審査員の訓音に対する点数を見るとほとんどが一緒で、その審査員だけが、5点程低く付けている。
仮にその5点をプラスされたとすれば、訓音は私の予想通り、7位か8位には入っていた事に成る。

人間だから勘違いや間違いは当然有るが、集計サイドがその辺を気づいて、修正した二名以前の分の確認をする必要があったのではないかと惜しまれる。
まあ、色々な問題は有るが、関係者も一生懸命やった結果だ。
しっかりと総括をして次回に活かして戴きたい。


何よりも三人が秋田に来た事を心から喜んでくれた事が私にとっては一番嬉しい事だ。
また、来年に向けて頑張ろう!




おわり

テーマ:津軽三味線
ジャンル:音楽


第二回秋田民謡全国大会の予選が行われ、決勝進出者、30人が選ばれた。
終了後に出演者の交流会が行われ、県外出演者の自慢の喉や、秋田の踊りで盛り上がり、楽しくも和やかな交流会と成った。


交流会終了後に秋田藤秋会の有志が、総師範三人の激励会を横手駅前の居酒屋で開いてくれ、尺八の藤丸忠さんや、栗谷デジタルリサーチ代表の、栗谷秀宣さんも駆け付けてくれ、三人には心に残る時間に成った様。


さあ、今日は、荷方節の三味線コンクール。さて?藤秋会、総師範三人の戦績はいかに?

今日から二日間の予定で第二回、秋田民謡全国大会が行われる。
会場は秋田県南部に位置する横手市、ふるさと村内、ドーム劇場。両日とも午前9時から開始される。

さて。度々ブログでも紹介して来た横手市は県南部の穀倉地帯。
一昨年、一躍その名を全国的にしたのが、B級グルメ選手権でグランプリを勝ち得た『横手焼きそば』は、ここの名物。
作家、石坂洋次郎のフアンだったら、ご承知だと思うが、『山と川のある町』のモデルになった所。

秋田富士と言われている、『鳥海山』が県内で最も美しく見える場所。
そしてこれからの時期は菊まつりで有名。
県内一の果樹産地。
岩手県との境では秘湯が数々有る。
そして最後は冬の小正月行事、雪の山をくり抜いた『かまくら』は全国的に知られている。

そんな横手市で今日は唄部門142人で予選が行われる。
私は実行委員になっているので、今から行きま~す。


既にご紹介済みだが、第2回秋田民謡全国大会の開催日が近くなってきた。

今年の大会は県外からのエントリーも多く、唄の部、142名、三味線演奏の部、39名、民舞の部、8組、少年少女の部、20名。

10月、2日、3日両日に渡って熱戦が繰り広げられる。
会場は、B級グルメグランプリに輝いた、あの『横手焼きそば』でお馴染み、山と川の有る街、秋田県横手市の秋田ふるさと村、ドーム劇場。

我が藤秋会からは、訓栄、訓成、訓音の三人が三味線の部に出場、私も二日目に審査員を務める。

さあ、果たして今年はどんな結果に成るのか今から楽しみだが、秋田の大会は全国各地で行われているこの種の大会でも、群を抜いてそのレベルが高い。

お時間の有る方は是非その目で確かめて戴いては如何だろうか。


第二回、秋田民謡全国大会が来たる10月2、3の二日間にわたって開催される。
唄の部、三味線の部、民舞の部、更に今年は少年少女の部門が新たに加わった。

会場は昨年同様、秋田県横手市の『秋田ふるさと村ドーム劇場』
入場券は二日間通し券で2000円。

そろそろ山も色づく時期、黄金色に稔った稲穂を眺めながら、山の恵み、キノコ料理を食べに秋田に足を延ばしては如何だろうか。
秋田民謡を聴きながら秋田美人に注がれる美酒の数々はこの世の極楽がそこに有る様だ。




お待ちしています。

テーマ:津軽三味線
ジャンル:音楽
津軽三味線名古屋大会で審査員7人で六段を弾いたが、一緒に聴いていた訓栄と思わず、『六段もきちんと弾くといいなあ』と顔を見合わせた。

しっかりした技術を持った方々が演奏すると、簡単そうに見える曲も良く聴こえる。

一見、六段と言えば、じょんからの基本曲で簡単だと思われがちだが、きちんと弾くとなると中々難しい曲だ。

ツボも19の下ツボまで使うし、しかも3の糸は3のツボから19まで一つずつ移動して行くので、ピンポイントで移動出来ないとツボを外しやすい。

考える余裕が全く無いので、無意識に次のポジションへ正確に移って行く事が要求される。

この六段がきちんと正確に弾ければ五大民謡も攻略しやすい。

従って六段をしっかり練習しよう。

昨年も感じたが、どうも今一つ納得の行かないのが、審査項目に有る『調絃』の所。


昨年もこの事はブログに掲載した。
満点は10点だが、審査員の点数が大きく別れているところが有り気に成った。


壮年女子の部で優勝した方の点数を見ると、1番良い点数を付けた方が8点、最低が5.3

5点と言えば満点の半分で、点数から判断すると調絃が合って無かったとの判断だったのか?
そんな事は決して無い。


調絃(チューニング)は音楽の基本で有り、最も重要な事には違いないが、それでは10点満点の調絃とはどんなものなのか?
審査員はいずれも、一線で活躍されている素晴らしい方々で、実際の演奏も拝聴したが、大変失礼ながらその方々の調絃と、少なくても各部門で優勝された方々の調絃は大差無い様に私には聴こえた。


さて、この大会は今回で4回目、大会を運営するには大変な苦労が有った筈だ。
年々盛況にして行くには大きなエネルギーを要する。
大成功に終わらせた神谷茂良代表と実行委員の皆さんには、心から感謝を申し上げたい。


先日のブログに書いたが今年は高橋竹山先生の生誕100年。
津軽三味線の歴史、意義を見直す良い年にしたいものだ。
繰り返しになるがその上で津軽三味線とは何なのか?
何を守ってどこまで変えて良いのか?
そんな事をちょっぴり考えて見たら、来年の大会がもっと興味深いものに成るかも知れない。



おしまい

個人戦は合奏と違い和音はあまり使えないので、良い演奏が沢山あった。
一般女性の部で優勝した鈴木利枝さんは、中学生の時に私の会にいた。
最近の上達は目を見張るものが有り、音がしっかりしていてパワーも男性に負けない迫力、曲の流れも良い。


ホールで私を見つけ話をしたが、左薬指にテーピングをしている。どうした?と聞いたら靭帯を損傷していて思う様に弾けないと言っていたので心配したが、あの状態であれだけの演奏が出来るのだから立派、益々頑張って欲しい。


総合で優勝した方も女性で東京から来た白藤ひかりさん。
文句の付け様が無い素晴らしい演奏!
ミスが全く無く、曲の構成、緩急も良く、よほど努力しなければあそこまでは弾けない。きっと素晴らしい演奏家に成るだろう。


演奏はその人が持ち合わせた感性に左右される。
たった三分の演奏でもちゃんとドラマに成っていなければ成らない。
いわゆる『流れ』が大切で、難しいテクニックを乱発してもカチャカチャして、難儀する割にはどこが良いのか?解らない演奏に成ってしまう。


津軽弁で言うと『カチャましい三味線』と言う事に成る。
若い時は皆さんテクニックに走るのは当然だが、聴いてる方が疲れる演奏は余り感心しない。


津軽三味線名人、故『木田林松栄』先生の三味線は、割と簡単なフレーズで何回か聴くとコピー出来た。
しかし、良い。
目をつぶればそこには岩木山が見え、林檎畑が見え、厳しい冬の津軽も見える、そんな演奏だった。


若い方々にはそんな演奏をめざして戴きたい。
『津軽三味線』なのだから。



つづく

津軽三味線名古屋大会も今年で4回目。
今年は過去最高の応募があったそうで、一日で熟さなければ成らない為、時間の関係で事前にテープ審査し、結果かなりの方々が出場出来なかったそうだ。
合奏部門から見ようと思い昼頃に会場に入った。
最初が11人以上のグループでその後が10人以下のグループ。

まず感じたのは若い方々が圧倒的に多い。
津軽三味線が確実に若い層に浸透しているのは嬉しい限り、指導者が若いのも一つの要因。

さて、演奏だが、うーん?? 果たしてこれは津軽三味線と呼べるのだろうか??
これを語るには津軽三味線の定義を考える必要が有る。
本来、津軽三味線とは目をつぶった時、そこに『津軽の情景』が浮かんでこなくては成らない。

苛酷な状況から生まれた津軽三味線だが何故、『津軽』と頭に付いているのかを、しっかりと考えて見る必要が有るのではないだろうか。

音楽は時代のニーズにより変化して行く事は有る意味当然としても、余りにも和音を使い過ぎて、音楽性としては高いのかも知れないが、本来の津軽三味線とはかけ離れてしまっている。

あれでは津軽三味線ではなく、単なる太棹演奏に成ってしまってる。
日頃現代音楽が身体に染み付いてる若い方々なので、発想があの様に成るのは理解は出来るが、個人的には原点をもう少し見直して戴だければ有り難い。

そんな中で断トツで素晴らしかったのが、『二代目小田島徳旺』さんが指導した小田島会ジュニアの皆さん。
一人一人の技術がしっかりしていて曲のアレンジも良く、津軽らしさもしっかり残っている。

音楽なので好き好きは当然あろうが、来年からは多少なりとも改善される事を期待したい。


物事には変えて良い物と、変えては成らない物が有るのだから。




つづく

武道館に三日間いたが、相変わらず音響が悪い。
ずっと前から言われていた事だが、中々改善されないのは問題だ。
理由は二つ、一つは体育館なので、最初から音響の事は考えてない構造だと言う事。

二つ目は、コンサートの様に音響にかける予算が取れない事だ。
以前は唄マイクのモニターも無いのでもっと酷かったが、ここ何年か前から付くように成った。
音楽の審査をする場所で、音響が整わないのは、その為に一所懸命に努力した出演者に余りにも失礼な話で有る。

一番困るのは会場の、前、中程、後ろ側では全く聞こえ方が違う。特に審査員席の有る後ろ側は、太鼓が全て遅れて聞こえて来て、全く合っていない様に聞こえるのは、耳障りに成り、審査にも大きく影響するのだ。
これでは出演者が可哀相だ。

中程だとまだまともに聞こえるので、審査員席はもっと前に移動するべきだ。

審査をして、毎年感じる事は伴奏が未熟過ぎる人がいて、調弦の合っていないのが凄く気になるし、尺八の鳴らないのも選手が可哀相だ。

晴れ舞台なので誰でも緊張するのは当然としても、その辺は後悔無き様に、しっかりと対応して欲しい所だ。

非常に良かった事は、進行で無駄な事をカットした事で、劇的に早く成った。
これは助かる。
地方に帰る方々は終了時間によっては、もう一泊しなければ成らないケースも去年までは有ったので、これは有り難い事だと思う。

しかし余り早く進み過ぎて、状況が解らず、出演時間に間に合わず、棄権せざるをえなかった人もいたのは問題だし、観客も予定されている時間に合わせて来る人もいるので、折角知人の応援に来ても、そのコーナーが終わってしまった、などと言う事に成る。

現にその様な方がいた。
進行が去年より大幅に改善されたのは、表彰方法が変わり、時間が短縮されたからで、今年の経験を踏まえて来年からは、もっと正確な出演予定時間を表記出来るだろう。

まあ、何でも口で言うのは簡単な事だが、要望は要望として、改善される事を期待するとして、実際運営に携わっている方々は、一所懸命やってくれていたので、そのご苦労には心から感謝を申し上げたい。

来年はいよいよ、創立50周年を迎える。
大きな節目の大会に立ち会える事を感謝し、素晴らしい大会に成る様祈念したい。


関係者の皆さん、本当にご苦労様でした。

第49回郷土民謡民舞全国大会が終わった。
今年は(財)日本民謡協会と日程が重ならない関係で、例年より観客の入りが良い。
さすがに地区連合会の予選を勝ち抜いて来ただけあって、上手い人が多い。

が、何と言っても群を抜いているのが東北勢だ。
中でも秋田と岩手は断トツ。
理由は色々有ろうが、まず、良い唄が多いし、きちんとした指導者が多い事。
それに共に、一位で無ければ絶対認めないし、評価されない。

二位も、びりも評価は同じ、 だから皆一位に成る為に必死で頑張るのだ。
東京では入賞したらお祝いなどをするらしいが、秋田では考えられない。

どうだった?と聞かれて、普通、二位だったら、お蔭様で二位だったのよ、と言いたい所だが、うん、『今回はダメだったよ』と言うのだ。
何とも厳しい話だが、これで藤秋会も何度も優勝することが出来たのだ。

グランプリ部門で見事に内閣総理大臣賞を射止めたのは、秋田地区連合会代表、秋田馬子唄を唄った『須田政博』さん。
彼は見るからに実直真面目な方で、その唄声は、実に丁寧で、何とも言えない味が有る唄だ。
特に今日の決勝の唄は素晴らしかった。

点数が出た瞬間、同じ秋田なので、自分の事の様に嬉しく、思わずじーんと来てしまって目から汗が出て来た。
下手の司会席を見ると家内もハンカチで目を押さえていた。
やっぱり苦労して達成した物は人に感動を与える。
簡単に出来る物は人の心を動かさないのだ。グランプリ部門で優勝する事は至難の技、コンクールは後に成る程点数が上がりやすい傾向にあるので、余り出番が早いと幾ら上手く唄っても、同じレベルの人が後から出ると、逆転されやすい。

また、自分の前の人のレベルによっても点数が影響する。
勝負は時の運と良く言うが、実力+運を味方に付ける事により勝利が近づいて来るのだ。
何れにしろ、絶え間無い努力をして優勝した須田さんに、心から拍手を贈りたい。

因みに我が藤秋会、中日本地区連合会代表の訓晃さんは大健闘。32地区連合会の優勝者の中で、菅笠節を唄い、堂々の10位だ。
健闘を心から讃えます

感動をありがとう。
そして、皆さん本当にお疲れ様でした。

今日の東京は快晴。
武道館の大会も三日目、今日は楽日である。昨日の藤秋会の戦績。唄部門は二人とも入賞、器楽合奏コンクールは、見事優勝、経済産業大臣賞を頂いた。
これで通算、17回目の総合優勝。

昼の音合わせでは三列にしたら、一列17人なので拡がり過ぎて、左右がばらけてしまった。
これが難しいし怖い。一つ判断を誤ればバラバラに成り兼ねない。何度かやったが上手くいかない。

悩んだ揚句、急遽、四列に変更した。
今回は今まで最高の人数51人で出場、北は秋田、宮城、神奈川、東京、富山、愛知、三重、岐阜、兵庫、愛媛、1都9県からの選抜。

何時もの事ながら、このメンバーで合わせるのは昨日が初めて、メンバーが広域の為、事前に集まってリハーサルをすることは出来ない。
いわゆるぶっつけ本番だ。
他の会が羨ましい。

四列にしたら揃って来た。
注意点を指摘して本番を迎える。

審査をしてても何となく心配でこちらが緊張した。
演奏は心配したわりには、ほぼ完璧な演奏で有った。
終了後に隣で審査していた、津軽三味線大御所の高橋祐次郎先生におほめの言葉を賜り大変嬉しく、会う先生方にも、素晴らしかったとの言葉を頂き一安心。
指導者として、評価して貰わなければ、それは全て私の責任だ。
弟子の評価は私の評価でも有るのだ。

とにかく良かった。
きつい事も言ったが、頑張った弟子を褒めてやりたい。


ご苦労様でした

20091017065112
今日は武道館で朝から審査員を務める。

感想は後日ご報告するとして、朝一で、訓峯会から二人が唄部門のコンクールに出場、そして夕方、藤秋会本隊が三年振りに器楽合奏コンクールに出場する。

審査をしているのでゆっくり、見てやれないのが多少気掛かりだが、やるべき事はやったので、後は弟子を信じるのみだ。

さすが『10連覇した会』だと言われるような演奏を期待する。

今回は総勢51人。
一都9県からの選抜チームで今までで一番多い。

このメンバーで合わせるのは初めてだが、毎回そうだったからきっと大丈夫。

頑張れ藤秋会

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明日から第49回、(財)日本郷土民謡協会主催、郷土民謡民舞全国大会が、東京九段の日本武道館に於いて三日間の日程で開催される。

先日のブログにコメントを頂いた方が、藤秋会の演奏を中々聞く機会が無いと有りましたが、17日の土曜日、4時過ぎに器楽合奏コンクールに出演しますので、藤秋会ファンの方は是非足を運んで頂き、応援して頂ければと思います。

皆さんの応援が力になります。

東京は雨、台風の影響が出て来たのだろうか?新聞には平成最強などと書いて有るが、被害が無い事を祈りたい。

武道館の大会まであと10日と成り東京教室はいつもより日にちを前倒しにしての稽古。
大会へは何十回となく出たが、出る事に寄り目標がはっきりするので、確実に個々の力が伸びる。

選手なので妥協は許さない。
一人を許してしまえば他の人に迷惑をかける事に成るし、それが命取りに成り結果負けるのだ。

合奏は大勢で弾くから多少目をつむっても余り影響が無い、とか言う人がいるが、とんでもない間違いだ。

むしろソロは自分勝手に弾いていれば良いが、合奏はそうはいかない。
他人の分までやる必要は無いが、最低限、一人が一人分の仕事を確実にしなければ成らないのだ。

その為には極端に優劣が有っては成らないし、並び方でも全く出来栄えが変わってくる。
最高の力を発揮出来る様にするには誰を何処に配置するか、まるで難解なパズルを組み合わせて行くようだ。

以前は一ヶ月も前から毎日、この作業を繰り返して、どうすればこのメンバーで最高の力を発揮し勝てるか頭を悩ましたものだ。

最終的には全て私の判断、責任は全て私に有る。
絶対勝つ

20091005172112
第一回秋田民謡全国大会、各部門の優勝者は次の通り。

唄部門、優勝、秋田馬方節『中村勝人』
秋田荷方節三味線の部門、『二代目、小田島徳旺』
民舞部門、秋田おばこ『小田島会社中』

初日は唄部門の予選、200名を審査した。
そこから30人を選び二日目に決戦。
さすがに選ばれた方々とあって聞き応えが有る。

優勝した中村勝人さんの曲は秋田馬方節。
この唄は通称、竹物と言い尺八のみで唄う曲。
県外の一般には余り馴染みが無いかも知れないが、技巧的に大変難しく、ベテランの域に達しないと中々唄いこなせない曲だ。

その昔、馬は農耕用や物資運搬には欠かす事が出来ない生活に密着した物で家族同様に扱われた。
その馬を売り買いする人が馬方、別名、『馬喰』と言って、馬の仲買人の事。

東北ではどの県にも大体、馬を取り上げた唄が有るが秋田では、この馬方節の他に、秋田馬子唄と秋田馬喰節が有る。

いずれも人と馬の愛情を感じさせる名曲だがどれも粗が見えやすく本当に歌唱力が高く無ければ唄えない唄だ。

優勝した、中村勝人さんはこの唄を得意としており、声良し、節回し良しで申し分の無い素晴らしい唄だった。
優勝旗を頂く時に見せた涙が彼の努力を伺わせる。
一生懸命努力して流した涙はダイヤモンドの輝きの様に美しい。

民舞の部門は18組が出場。
秋田の民舞はお隣、津軽の手踊りに比べれば動きもゆっくりで、今一つ面白みに欠ける。
ただし踊りの本場、仙北地方の踊りは何処と無く素朴で、良く言えば、決して出しゃばらない秋田県人の奥ゆかしさを感じさせてくれる。

技術的には大差無かったと思うが、若い娘さんを揃えた小田島会に軍配が上がった。
欲を言えば、振りはそのままでもフォーメーションを工夫すると、見る者を楽しませる事が出来るだろう。
来年に期待したい。

最後に三味線部門。
先日ご紹介した様に、津軽三味線に対して秋田三味線と言えば、この『秋田荷方節』があげられる。
この曲は、秋田が生んだ、亡き浅野梅若師匠が作りあげた名曲。

私もこの曲は直接、梅若師匠から習った。
じつに人当たりが良く、誰でも分け隔てなく接する姿は、さすが大師匠、秋田に帰った年に三回ご自宅にお邪魔して教えて頂いた。

非常に繊細で技術的に難しい曲だが、優勝した二代目、小田島さんは、他の人とは別格、ほぼ完璧だった。
欲を言えば多少撥が強すぎるかなとは審査してて思ったがさすがで有る。

うちの訓栄もこの曲を得意にしているので是非出て貰いたかったが今年は遠慮すると言う。
もし訓栄、訓成、訓音の総師範、三人が出ていれば、面白い結果に成っていたと思う。
来年は強制的に出すのでその覚悟で、、、、

と言う訳で無事に終了した秋田民謡全国大会であったが、来年以降はもっと盛り上がると思う。
津軽三味線ばかりがもてはやされる時代だが、秋田民謡の素晴らしさを審査を通じて再認識出来た貴重な機会だった。

そして秋田民謡界のレベルの高さが全国屈指で有る事を痛切に感じた二日間でした。

選手の皆さん、スタッフの皆さん、大変お疲れ様でした。

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昨日今日の二日間にわたって行われた第一回秋田民謡全国大会が無事終了。

大盛会の内に終了して最終便で名古屋に帰ってきた。
詳細は追ってまたご報告するとして、写真は津軽三味線を今日の隆盛に導いた大先生、高橋祐次郎師匠とのツーショット。

夕べの予選終了後の打ち上げでのひとこまです。
詳しくはまた。

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20091002173203
今日の秋田はあいにく雨、明日、明後日と冬のかまくらで有名な、横手市の秋田ふるさとドーム劇場で、『第一回秋田民謡全国大会』が開催される事は前のブログで紹介したが、私も実行委員に成っているので、午後から会場でその準備をしている。

何分にも第一回目なので手探り状態だが、秋田県民謡協会あげての一大イベントと有ってみんなの期待も大きく大変盛り上がっている。
種目は、秋田民謡の部門、秋田が生んだ三味線の名人、浅野梅若師匠の名曲、荷方節の三味線部門、民舞の三部門。
果たして出場者がどれ位いるのか心配されたが、唄に200人、三味線に37人、民舞に18組と、蓋を開ければ大盛況だ。

私は明日、唄の審査、明後日は三味線の審査員に成っているので、気合いを入れしっかりと審査に当たりたい。
今からワクワクする。そして大成功の予感がする。
いや、大成功間違い無しだ。

生保内節

今日、明日と秋田県仙北市(前田沢湖町)で
第24回生保内節全国大会が開催される。

秋田民謡は全国の各種民謡コンクールでは最も多く唄われている。
その理由はメロディーラインが綺麗で明るく唄いやすい事。

秋田民謡の中でも生保内節はその代表作だ。
私もこの大会には主催者側の専属伴奏として何回も出演したが、コンクール故に大変神経を使う。

専属伴奏は尺八とのコンビで三組用意されているが、一組一回、連続10人ずつ受け持つ。

予選は200人程。その他、少年少女と高齢者の部門が有るので、100人ほど受け持つ事になるが、唄い手に付いて来る伴奏者がいるので実際一組が担当するのは80人程か。

担当する10人は、トコロテン方式で、次々と唄うので、調弦は10秒ほどで終わらせなければ間が開いてしまう。
10人の内訳は、男女混合なので極端にキーの高さが違う場合があり、これを瞬時に合わせるのは熟練を要する。
現在のキーから次のキーまで、一発、3秒でその音に持って行く。後の7秒で三本の糸を整えるのだ。

これが出来無ければ専属伴奏は務まらない。
いかに早く正確に調弦出来るかもプロとしての大事な要素なので有ります。

お時間の有る方は、その辺も一つの見所。

是非お訪ね下さい。