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★津軽三味線『藤秋会』家元★加藤訓の公式ブログ 失敗は成功のもと。必ず次に生か す反省編
さて先日、公演のビデオの編集に行って来た。
改めて見ると反省点が山ほど有る。
まず、いの1番に、今までの公演では最高の出来だとは言え、会員はもっともっとしっかりした技術を身に付けるべきだ。

今回はどの曲を見ても技術的に高度な曲ばかりで、生半可な考えや技術ではとても弾けない。
舞台では当然ながら、家の稽古とは違い、100パーセント弾ける事は有り得ないのだ。
最高に良く弾けて稽古の7割。

この現実をしっかり認識する事。
公演が終わったからと言って直ぐに新しい曲に飛びつくのでは無く、良く弾け無かった曲を何故弾けなかったか分析し、もう一度一から勉強する気持ちでないと、弾けないままで終わってしまうのだ。大概はその曲を弾く技術に達して無いのが原因。


次に舞台スタッフ。
まず、音響にばらつきが有る。
我々にとって音は命で有って、音響屋がこちらの求めるものをいかに理解するかが大切。

特に合奏は大人数の迫力を出すのが非常に難しい。
マイクを置いている所の音を強く拾い過ぎると、折角大人数で弾いているのに、その部分が誇張され人数の割には迫力に欠け、重厚感が乏しくなる。
音響のミキサーにリハーサルの際、うるさく言ったが、感覚の違いか、私の本来求める音とは違う場面が有り残念。

津軽手踊りの場面で、最初、歌い手のマイクがオフに成っていたのは致命傷、これは編集のしようが無い。
BGMのキッカケのズレ、曲のかけ間違いは、言い訳に成らない。

緞帳を降ろすタイミングが早過ぎる所が何箇所も有った。
折角上手く出来たのにその僅かな時間の差が曲のイメージを損ねる。

曲によっては客電が明る過ぎて、お客様の顔が丸見えでやりにくい場面も有った。
明かりの使い方に、もう少し配慮が欲しい。
暗転幕前での演目の際、後ろで大道具の釘を打っている音が入っているのは、呆れてものが言えないし、舞台屋として失格。

何故こんな事を言うかと言うと、我々はこの日の為に家族を犠牲にして、血の滲む様な努力をして来た。
それをそのままの形でお客様に見て頂きたい。
舞台スタッフが1番肝に命じて頂きたいのは、失敗したからと言って、やり直す事が出来ないと言う事。
舞台屋に失敗は許されないのだ。

大分前、秋田での公演で、度重なる舞台屋のミスに頭に来て、大声で怒鳴った声がマイクで拾ってしまい、客席に丸聞こえに成った事があったが、やり直す事が出来ない以上、もっともっと緊張感を持ってやって頂かないと、我々の努力が無に成ってしまうのだ。

しかしながら、そうは言っても人間のやる事で、どんな人間にもミスは有るし、こちら側にも大きな問題は有る。
普通、この手のミスを無くするのは通し稽古が不可欠。
本番通りに、切らないでリハーサルをし、私の思う様にするには、私が客席で全てをチェックする必要が有る。残念ながら、今の日程では、あと1日無いとこれが出来ない。

今回はそれでも以前と違い3日間会場を押さえ、仕込みに1日かけ、リハーサルに丸々1日かける事が出来た。しかし残念ながら、通し稽古する時間は無かった。

長い時間をかけ、企画から構成、演出まで手掛け、プロデューサーとして、良いものが出来る自信はあったが、無念だ。
通し稽古が出来ない以上、彼等をそれ以上責める事は出来ない。
これらの反省点を活かし、次回は必ずや完璧なものに仕上げたい。



その日まで私の挑戦は終わらない。
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