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★津軽三味線『藤秋会』家元★加藤訓の公式ブログ コンクールを考える
土日に行われた第53回産経民謡大賞を審査して思ったこと。

制限時間は2分だが、この時間の使い方で気になったことがある。
長物は2分の時間内に終わらない唄、例えば代表的なのは江差追分、中抜きをしなければ収まらない曲に秋田船方節、秋田小原節、などあげられるが、この様な曲については時間一杯に使ってもそれは仕方ないにしろ、問題は、時間内で2番の途中でタイムオーバーする曲、2番あるいは3番まで唄える曲もある。


今回目に付いたのは、時間内に唄えるからといって2番まで唄って2番で失敗する人が結構いた。
これは全く意味がないと思ったのは3番まで唄おうとして、3番の頭、ハアー、で時間切れ。
そこまで唄う意味がある?


まあ、そんな人はほとんど予選通過はしない。




ああ、もったいない。
せっかく1番が上手く唄えたのに2番まで欲張ったことで、歌詞を間違えたり節が滑ったりしてずっこけてしまった。
例えば1番を完璧に唄っても2番でこければ、その時点で終わり、予選敗退である。
2番でミスをすれば1番の貯金は瞬く間にゼロになってしまうのだ。



経験上、1番が上手くいって、更に2番がそれ以上上手く行き加点される事はほとんど無い!
このことを考えると時間があるからとリスクを犯して2番を唄う必要は全くないと考える。
時間を余したからの減点などないわけだから、1番で充分。


はっきり言って最初の唄いだ出し一節聴けば点数は付けられる。
三味線の場合でも最初の糸合わせの撥使いを見れば技量は直ぐ分かるのだ。 
私の場合は最初でその方がどれくらいのランクか把握して点数を決め、あとミスがあればそこから減点して行く。


最初で大幅な失敗ではなく、んっ?と思う程度の些細なミスであってその後持ち直せば最初の印象から加点する場合もあるが、最初コケてしまえばほとんどの場合はそれでおしまいなのである。

1番を失敗しましたから2番まで唄いましたというのは時間があるので失敗したままで終わりたくないとの心情を思えばそれはそれで良いとは思うが、挽回は出来ない。


大賞決定戦10人は1番のみで審査するとの決まりだったので凄くスッキリしていたし、審査も1番だけで全く支障なし。


以上の様な理由から時間が余っても気にせずに1番に集中することをお勧めしたいと思います。

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