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★津軽三味線『藤秋会』家元★加藤訓の公式ブログ 審査
昨日の朝、宮崎空港に着いたのが8時少し前、セキュリティチェックを終えて搭乗待合室のテレビで地震速報を視てびっくり、熊本地震の傷跡が癒えないうちに今度は大阪。

本当にこの国は地震が多い国で、突然前触れなく来るのには対処のしようがない。
被災された方々には心からのお見舞いと、1日も早い復旧復興を祈念致します。


さて、唄の審査や楽器の審査は難しい。
特に津軽三味線の審査は難しく、時として、えっ!とか、んっ?、あるいは、何で?などど思うことは良くある。

これはどうしてなのか?

先日も書いたように点数がはっきりと表れる競技と違って、審査員の主観で判断されてしまうから。
それは審査員個々の流派や、演奏スタイル、指導法とも絡んで来て、必ずしも一般的に良いものも悪いものも客席と乖離してしまう場合があり、審査員がガラリと入れ替わると全く違った結果になったりするのだ。


昨年の秋に行われた郷土民謡協会の全国大会三味線グランプリ部門で、訓煌は非常に落ち着いた良い三味線を弾いたし、会場もおおかた訓煌の優勝を疑わなかった。
この大会も各大会で優勝した人や、上位入賞者が何人も出ていて、決してレベルの低い大会ではなかった。

確かに優勝した方の技術は高く普通に弾けばどちらが優勝してもおかしくはなかったが、その方は明らかなタイムオーバーをしている。

もうフィニッシュに入っての多少数秒のオーバーは許容の範囲かも知れないが、まだフレーズが続いてる時のタイムオーバーは曲を纏められなかったと言う事であり、審査員は考慮して減点をすべきである。


2月に行われた大阪大会は明らかにツボを外してしまった箇所があったので優勝は無理だと思ったがそれでも審査員の判断は2位を付けたと言うことは、その他の項目をきちんと評価してくれた証だと思う。

一昨日の演奏は非常に良い演奏であったはずなのに入賞すら出来なかったのは審査員の好みに合わなかったと言う事なのだろう。


それと結果が大きく左右されるのは審査員の人数にもよる。
今回の大会は3人で審査していて、1人が突出した点数をつけるとその点数が大きく影響して順位が大幅に上がるし、あるいはこの逆もありうる。

理想は7人ほどにして1番良い点数と悪い点数をカットし5人の点数を生かす上下カット方式が望ましいが、カットしない場合は最低でも5人は欲しい。
多いとなお良いが主催側も予算がある事なので大会の規模によっては難しいところだろう。

いずれにせよ、審査員個々の感覚で付けられる大会は得てして不思議な事が起きるが、どちらとも言えない場合を除いて、せめて大勢の聴衆がいる客席との大幅な乖離は避けなければならない。


出場者は血の滲むような努力をして来てるので、正しい評価をしていただく事は言うまでもなく、主催側は審査のあり方をしっかりと考えるべきだろう。
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