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★津軽三味線『藤秋会』家元★加藤訓の公式ブログ 浅草、民謡会館、七五三



終戦後、戦後復興、オリンピック景気などで東京には多くの東北からの労働者が駆り出された。
そして疲れた体が求めたものは、郷愁にかられた体を癒してくれる故郷の民謡だったのである。


昭和30年代に、浅草、旧吉原界隈にはそんな労働者を癒す民謡酒場が数多くあった。
その中で最も大きな店が私が修行した、千束通り(旧吉原通り)にあった民謡会館七五三である。


下足番だけでも3人いて、座敷は300人を収容でき、ステージは電動の緞帳、ステージの後ろは総ガラス張りでその外には庭があり、ライトアップされた滝から豪快に水が流れ落ちている光景は、初めて訪れたお客の度肝を抜くには十分過ぎる光景だった。


そこは民謡酒場というよりは劇場と言った方がぴったりとくる、そんな所でした。

昨日、物置を整理してたらこのボードが出て来た。
この七五三に席を置いた歴代の芸能部、中居さん、下足番、支配人等の名前が網羅されているが、目を引くのが、女性歌手で、大御所と言われた、佐藤りつ、山内タツ、福士リツ、山田百合子、工藤君枝、佐藤美恵子、三代目、津軽家すわこ。


男性歌手では、三代目、長谷川栄八郎、宇野清美、伊藤清光、木村惣一等。 


そして、津軽三味線では、沢田勝秋、五錦竜二、木田林松次、大条由男、和栗五郎、成田光義、佐々木光義等、


そして私の名前もしっかりと載っている。






その昔ここ七五三は、はとバスのコースになっており、昼間浅草の国際劇場で松竹歌劇団のレビューを観て、その次に松屋の花魁ショーを観て、最後は七五三で民謡ショーを観る。


その知名度は相当なもので、一流芸能人や関取衆、私がいる時は、映画監督として世界の北野となったタケシさんもよく訪れていた。


何とオランダのユリアナ女王が訪れたこともあるほどなのだ。


その七五三も昭和57年に惜しまれながら時代の波には勝てず寂しく閉店したが、ここで修行出来たことは私の勲章であり、このボードはまさしく私の一生のお宝になった。
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