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★津軽三味線『藤秋会』家元★加藤訓の公式ブログ 津軽三味線競技会名古屋大会観戦記
20090802091502
昨日津軽三味線競技会名古屋大会を覗いた。
女性の部に加藤訓音と加藤栄知が出場したのでその応援も兼ねてだ。
二人とも課題は尽きないが、まあまあ、頑張って弾いたと思う。
今後に期待したい。

大会を見て感じた事だが、まず驚いたのは、若い方が非常に多かったのにびっくりした。
成る程、指導者に若い先生が多く成っているので、若い先生には若い人が集まるのは頷ける。
邦楽全般が下火に成っているのに、津軽三味線が若い方々に支えられているのはとても嬉しい事である。

技術的にも向上はしてはいるが、姿勢の悪い人が意外と多かったのが気にかかったし、ツボを上から下まで舐める様に見ている人は感心しない。
お客さんに見られているのだから、綺麗に見せるのも芸のうちだ。

技術に走る事は結構だが、自分のレベル以上の事をやろうとして、失敗している人が目立ったし、最初から最後までウルトラCをやろうとして何処を聞かせたいのか整理出来ていない人もいる。
音楽はドラマで無ければ駄目で、起承転結、をしっかりして頂きたい。

さて勿論良かった事も有る。
10人以下の合奏の部で優勝した小田島会ジュニアは素晴らしかった。
先代が私と同じ秋田の小田島徳旺さん。
亡き後、仙台の二代目が継いでいるが、彼のアレンジはセンスが良く、一人一人の技術もしっかりしていて、指導力の高さが伺える。

茨城から来た佐々木光義三弦会。
この先生は私が昔修業した浅草七五三の先輩であり、大変技術の優れた方である。
この会でなんと83歳の方が弾いていた。
ロビーで暫くお話したが、なんと素晴らしい事だろう。
私の会も大分年輩者が多く成ったが大いに励みに成る。
あの様な方には、特別に賞をあげたらどうだろうか。

実行委員会も非常に良くやっていた。
細分化した点数の付け方は納得するし、審査員の点数を公表するのも良い。
ただ、審査員の席が一番前の必要があるだろうか?
あれでは選手がやりにくいだろう。

審査員は皆さん一流の方々で有り納得だが、それぞれの奏法、流儀、考え方によって、点数の付け方がかなり分かれていた。
辛い審査員は常に最低の点数なので、七人の上下カットだと、その審査員の点数は常に繁栄されない事に成る。
事前に審査員で打ち合わせをし、ある程度の統一ラインを決めておいた方が良いのではないだろうか?

それと津軽三味線の定義を再確認する必要が有ると思う。
その捉え方によっても審査員の点数が分かれていた。

津軽三味線とは何だろう?
単なる太棹で弾く曲が全て津軽三味線と言えるのだろうか?
可能性を求める事は必要であるし、時代によっても推移して行くのは当然かもしれない。
しかしながら、本来津軽三味線は、津軽の風土や情景を思い浮かべられるもので無ければ成らないはずで有り、それ以外は単なる太棹三味線の演奏で有り津軽三味線とは言えない。

いわゆる現代的な三味線と対比すれば津軽三味線は古典と言う事になるだろうが、正しく継承して行く為にはその辺をじっくり考えて見る必要が有ると思う。
現にクラッシックは何百年経っても変わらない。
要は変えても良いものと変えては成らないものをはっきりするべきだと思う。

幸いにして審査委員長の福士豊秋さんは、筋金入りの津軽人で有り三味線も唄も津軽を極めた人だ。
修業時代は浅草で朝まで良く呑んだものだ。
彼はどの様に考えるのだろう?

色々好きな事を言わせて頂いたが、雨にもかかわらず、大盛会に終わった事は何よりだ。
神谷茂良代表はじめ成功裏に終わらせた実行委員会の皆さんに、心から敬意を表します。
お疲れ様でした。
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コメント
お疲れ様でした。
今まで聞いた貴方の三味線の中で今日が1番良く弾けてましたよ。
欲を言えばキリが無いですが、取り合えずあのフレーズを完璧に弾ける様にして下さい。
そうすれば必ず道は開けて来るよ。
お疲れ様。
2009/08/03(Mon) 23:05 | URL | 加藤訓 | 【編集
御礼
御家元、大会では大変有難うございましたm(__)m!早速ブログに載せて頂き、恐縮です!後で自分の演奏を聞き直してはため息↓↓…です。不肖の弟子ですが、見捨てず今後とも宜しくご指導下さいませm(__)mm(__)m。
2009/08/03(Mon) 18:57 | URL | さとね | 【編集
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