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★津軽三味線『藤秋会』家元★加藤訓の公式ブログ 三味線の皮のお話
昨日の携帯ヤフーニュースに【オーストラリアで猫200万匹を殺処分】と出ていた。

三味線の皮の供給が深刻な問題であるので、えっ?と思ったがオーストラリアでは絶滅危惧種の保護を目的に、野良猫を2020年までに200万匹を殺処分すると環境大臣が表明したと言うが、オーストラリアでは野良猫は害獣に指定されていて、要するに保護されるべき動物に悪さをしてその存在を脅かす悪者と認定されたようだが、これはあくまでも野良猫の話である。


猫の皮は津軽三味線には適さなく、主に長唄等の細三味線に仕様するので津軽三味線に比べると需要が少なく、長唄でも、猫皮は高価で中々張れないので、普段の稽古用には小型犬の薄めの皮を使用するのが一般的。


今まで犬の皮の供給源だったのはタイだとブログに書いたが、諸々の事情で生産はされていないし、今後もまず再開はないだろう。

では猫の皮はどうかと言うと現在台湾からの輸入と国内で僅かながら生産されていて、何とか供給は間に合っている。
しかしながらこれも動物愛護団体の反発が厳しく、やっとのことで出来ている状態。


どこまで行ってもそのような団体の理解は難しく、合成皮でやれば良いだろうと一蹴するが、三味線は何百年も続いた我が国の【伝統文化】であり、合成皮では到底出せない音色があることも理解頂きたい。

欧米人の勝手な判断で、食文化として長年定着した鯨が食卓から消されたのと同様に、本物の三味線の音色が消える日が来るかも知れない。


ちなみに現在三味線の人間国宝が15人いるが、国が認めた人間国宝が合成皮の三味線では人間国宝に失礼だろう。
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