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★津軽三味線『藤秋会』家元★加藤訓の公式ブログ 邪道三味線
津軽三味線と言う呼称が文献に出て来たのが昭和31年だと言うから正式に世の中に出てまだ半世紀ちょっとだ。

それまでの三味線の主流は長唄があくまでも基本であり、当道座と言う制度により保護されて来たとのプライドもあってか、その世界から見た津軽三味線と称する音楽はめちゃくちゃな邪道三味線だと酷評されていたそうだ。


昔修業時代にこんなエピソードを聞いたことがある。
名人、故、木田林松栄先生が東京のある公演で、細棹の第一人者である、藤本秀丈先生と一緒になった。

邪道三味線を皮肉った藤本先生に対しプライドを傷つけられた木田先生が藤本先生の腕を掴んだら藤本先生が捻挫してしまい三味線を弾けなかったとか。
両者を知っている者として、そのような結果になるのは簡単に想像できる。

なぜなら木田先生は上背こそそんなに大きくはなかったが、がっしりとした体格で腕はプロレスラーのように太かった。
かたや藤本先生はひょろひょろに痩せた方であった。


この話がどこまで本当なのかは定かではないが、わずか50年ほど前の津軽三味線は邪道三味線だと思われていたのは確かなようだ。

ちなみに藤本先生は全国津々浦々の民謡を採譜し、後世に残し、優秀な民謡人を多数排出した功績は偉大であり、後には津軽三味線をきちんと評価した方である。
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