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★津軽三味線『藤秋会』家元★加藤訓の公式ブログ 高齢化
今、日本の平均寿命は女性が世界一、男性が世界で五位だと先日の新聞に載っていた。
長生きはまことに結構な事ではあるが、それにつれて介護の負担が大きな社会問題になっている。
そんなおり、いつもメールを送ってくれる知人の柴田靖さんが昨日次のメールを送ってくれた。

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今日もネットから拾っただいぶ前の裁判の話を一つ。

☆京都市伏見区桂川河川敷で2月1日、無職片桐康晴被告が、認知症の母親を殺害して無理心中を図ったとみられる事件の初公判が19日に行われ
た。
事件内容は認知症の母親の介護で生活苦に陥り、母と相談の上で殺害したというもの。

片桐被告は母を殺害した後、自分も自殺を図ったが発見され一命を取り留めたとの事。
片桐被告は両親と3人暮らしだったが、95年に父が死亡。
その頃から、母に認知症の症状が出始め、一人で介護した。
母は05年4月ごろから昼夜が逆転。徘徊で警察に保護されるなど症状が進行した。

片桐被告は休職してデイケアを利用したが介護負担は軽減せず、9月に退職。
生活保護は、失業給付金などを理由に認められなかった。
介護と両立する仕事は見つからず、12月に失業保険の給付がストップ。
カードローンの借り出しも限度額に達し、デイケア費やアパート代が払えなくなり、06年1月31日に心中を決意した。

「最後の親孝行に」

片桐被告はこの日、車椅子の母を連れて京都市内を観光し、2月1日早朝、同市伏見区桂川河川敷の遊歩道で
「もう生きられへん。此処で終わりやで。」などと言うと、
母は「そうか、あかんか。康晴、一緒やで」と答えた。
片桐被告が「すまんな」と謝ると、母は「こっちに来い」と呼び、
片桐被告が母の額にくっつけると、母は「康晴はわしの子や。わしがやったる」と言った。

この言葉を聞いて、片桐被告は殺害を決意。
母の首を絞めて殺し、自分も包丁で首を切って自殺を図った。

冒頭陳述の間、片桐被告は背筋を伸ばして上を向いていた。
肩を震わせ、眼鏡を外して右腕で涙をぬぐう場面もあった。
裁判では検察官が片桐被告が献身的な介護の末に失職等を経て追い詰められていく過程を供述。
殺害時の2人のやりとりや、
「母の命を奪ったが、もう一度母の子に生まれたい」という供述も紹介。

目を赤くした東尾裁判官が言葉を詰まらせ、刑務官も涙をこらえるようにまばたきするなど、法廷は静まり返った。

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似たような話は最近ちょくちょく聞くが、何とも胸のつまる話だ。現在、認知症患者は160万~170万と言われており10年後には250万に増加すると推測されていると言うから決して他人事ではすまされない。

今後益々加速して行く高齢化に行政の寛大な措置をお願いしたいものだ。


調べてみたら、判決は懲役2年6ケ月
執行猶予3年の温情判決。
判決を下した東尾龍一裁判官は最後に被告にこんなことを言っている。



痛ましく悲しい事件だった。
介護の苦しみや絶望感は言葉では言い尽くせない。
今後あなたは生き抜いて、絶対に自分をあやめることのないよう、母のことを祈り、母のためにも幸せに生きて下さい。



大岡越前みたいな人がまだこの国にいた。
立派な裁判官に心から拍手をおくりたい。
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