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★津軽三味線『藤秋会』家元★加藤訓の公式ブログ 師匠からのひと言、特別編

会の仲間はこの方を紫(むらさき)さんと呼んでいる。
秋田県鹿角市出身で訓栄会の名取、『栄紫』(えいし)さん。


今から8年前になるが『五木ひろし40周年記念御園座公演』の時からこの方は我が藤秋会になくてはならない存在になった。
藤秋会はだいぶ早い時期から技術面は勿論だが、列び、着付け、棹の高さなど、客席から見た姿を重視し、いわゆる絵面(えづら)を出来る限り良くする事に力を入れて来た。


そんな中で1番出来なかったのが女性の頭の統一。
これは素人がやって簡単に出来る事ではなくどうしてもプロの美容師の力が必要だった。しかも私のお気に入りのヘヤースタイルは通称『チャボケツヘヤー』と言って鳥のチャボのお尻のような髪形が好きだった。




その私の理想の頭を見事に作りあげる事が出来る方がむらさきさんだった。
彼女は長年美容師として活躍して来た方だが、その頭は美容師だったら誰でも出来ると言うものではなく、本当に彼女でなければ中々成せる技では無いのだ。
彼女の手にかかったらあっと言う間にその魔法の手が華麗なヘヤースタイルに仕上げる。


公演の時は彼女も三味線を弾かなければならないが、楽屋に入ったらまず皆さんの頭をセットし出演間際までその作業を続ける。
見ている方は手際が良いので簡単にやっている様に見えるが実際は大変な労力でいつもくたくた。
それでも文句ひとつ言わないでやってくれる。



いつか公演終了後に私が最後だと思い皆さんの楽屋を覗いたら何と!むらさきさんが誰もいない楽屋でぽつんと一人、みんなが置いて行ったウイッグを一生懸命手直ししていた。明日綺麗な頭にしてあげたいと一人残って頑張ってくれてたのだ。あの時の感動ははっきり覚えているし本当に心から感謝した。




むらさきさんがいるお陰で藤秋会女性陣の頭は全国のどの会にも負けないと自信を持てる。
三味線の会だからその技術が高いにこした事はないが、合わせて見た目を綺麗にすることは演奏に対するお客様の印象を更にアップする事になるのだ!



むらさきさんありがとう。
そしてこれからも宜しくお願いします。
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