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★津軽三味線『藤秋会』家元★加藤訓の公式ブログ チューニング、これが全てだ。
9月に入り民謡の会ではこれから発表会花盛り。

私が名古屋に来る様に成って、間もなくの事。
ある会にゲストとして呼ばれた。

舞台袖にはいくつかの机が並べて有り、その上に沢山の三味線が置かれ、それを中年の男性が一所懸命チュウニングしている。

しかしどう見ても音が合ってない。

20丁程合わせただろうか。

さてこれをどうするのだろうと注意深く見ていると、やがて出番と思われる方々が、自分の三味線を持ちステージへ。

演奏は言うまでも無い。

音が全く合っていないのだから。

出演者は演奏が終わるとまた、あの机の上に三味線を置き、次の曲のチュウニングを先程の男性がするのだが、やっぱり合っていない。

そして同じ繰り返しでステージへ。

余りにも不思議な光景だったので、あの人は誰かと尋ねたら、「この会に出入りしている三味線屋だ」と言う。

成る程。

こちら名古屋では、発表会と成れば出入りの三味線屋が、日頃のご愛顧のお返しとして、音合わせの手伝いをするのが慣例だと言う。

勿論、中にはきちんと合わせられる方もいるとは思うが、三味線屋はあくまで楽器屋で有って、プロの演奏家では無いので、音をしっかり合わせられない人に、これをやらせるのは無理な話だ。

私はこれ以来、色々な会でこの光景を何度も見る事に成るが、これでは、舞台に出る出演者が可哀相だし、音の合ってない演奏を聞かされるお客はたまったものではない。

先生はこのへんの責任をしっかりとるべきだ。

手前味噌に成るが、藤秋会は全国一、チュウニングに厳しいと自負している。

当たり前の事だが、この作業が全ての基本で有り、これで全てが決まるのだ。


その先にはお客様がいる事を忘れてはいけない。
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