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★津軽三味線『藤秋会』家元★加藤訓の公式ブログ 秋田県民謡協会資格検定試験を審査して
先日平成23年度秋田県民謡協会公認資格検定試験が行われたが、私は三味線の受験者12名を審査、気づいた事を少し述べてみたい。


秋田の民謡は弾むリズムの曲が圧倒的に多い。
技術的にはこの弾む曲、いわゆる最初の音が付点音符になっている曲は付点の付いていない曲に比べると難しい。
付点音符の長さが正確でないと曲そのものが速くなり、落ち着きの無い走った曲に聴こえるので気をつけたい。



また秋田民謡では『本調子』で弾く曲が多く、同じ音でも2の糸の2のツボではなく1の糸の6のツボを使う場合があるが、2の糸の4から移動する場合、この4のツボと1の糸の6のツボが意外と広いので気をつけないとたいてい♭してしまう。



そして今回皆さんが苦労していたのが調絃。唄を付けてくれた方が女性と男性歌手だった事で女性が唄う時はキーが高いので音をとりやすいが、男性歌手の場合はキーが低く水調子になるので合わせ難く皆さん大変苦労していた。
唄い手は当然ながらいつも女性とは限らず極端にキーの低い男性の場合もあるので普段から水調子の調絃も勉強しておきたい。



最後にこれは究極の課題だと思うが、度々ブログでも話題にしてるように『本荘追分』のリズム。
この曲が非常に難しい事は何度も言ってきたがそのリズムを完全に掴むには時間がかかる。


この曲が何故難しいかと言えば、正しいリズムとほんのちょっとの違いなのに曲になると極端に違うように聴こえる事。
今回も弾いてくれた全ての人が満足の出来る演奏ではなかった。
私は秋田の三味線でこの本荘追分が最も難しい曲だと思っている。機会があったらじっくりと講義したい。



課題を上げればきりがないが、以上の事が多少の参考になり来年に結び付けば有り難い。




三味線受験者の来年の検討を期待する。
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