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★津軽三味線『藤秋会』家元★加藤訓の公式ブログ 2019年08月14日
私が生まれ育った所は、秋田県仙北郡美郷町、旧千畑町千屋という所で、現在住んでいる秋田市からは1時間ほどの所である。

実家に両親がいるのでたまに覗きに行く。
両親も年老いて心配なので一昨年グループホームに入れたが、母親がどうしても馴染まず家が良いと言って結局帰る羽目に。

一度出てしまうと空きが無く入れないので親父は残れと言ったが、婆さんを一人で帰す訳にはいかないと、変な男気を出して結局折角見つけたグループホームを出てしまった。
案の定、その後に親父は調子悪く手術をして何とか持ちこたえているが年寄り二人は心配だ。
何十年も馴染んだ家が良いらしく、同居を進めても中々言うことを聞かない。


昨日妹の墓参りに行ったが今年が妹の23回忌にあたる。





なんだかんだで困った時の神仏頼みで、気のせいか数々の難局を妹に助けてもらったような気がする。


あんな山間の町でも、小さい頃には家から徒歩10分くらいの所に映画館もあり観に行ったこともあったし、その前には鮮魚店が連日のように賑わいを見せ、店主のお母さんの威勢の良い甲高い声が響き渡り、側の酒屋や雑貨屋、食堂は賑わい、そして子供達が学校帰りに寄った店は駄菓子からプラモデル、それに夏はかき氷、冬はおでんが湯気を出していて、子供ながら帰りに寄らなければならない、大人の立ち飲み屋の様な賑わいが連日そこにはあった。


わずか300メートルほどの通りには生活に欠かせない店が一通り揃ってはいたが、そのほとんどが姿を消し、歩く人もいなく古びた建物だけが寂しく佇んでいる。

あの賑わいは何処へ行ってしまったのだろうか?

昭和から平成に変わり、大きなショッピングセンターに全て淘汰され、地域の集落はその様子が一変、成れの果てはゴーストタウン。

賑やかな声は、すっかりと消え失せ、集落はひっそりと静まり返り、ただ死ぬのを待つ状態、そんな感じさえする。
一極集中、都会には人が溢れ賑やかだが、地方は死んで行く。

特に昨日はそれを強く感じた瞬間だったが、これで良いのか日本?

地方創生?言葉だけが虚しく聞こえる。
そんな私も故郷を捨てた一人だ。


不思議と今朝方当時の夢を見た。
故郷の悲鳴が聞こえて来たような気がして目が覚めた。


今日の秋田も暑くなりそうだ。

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