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★津軽三味線『藤秋会』家元★加藤訓の公式ブログ 2018年06月18日
宮崎県都城市で行われた第5回津軽三味線全九州大会を観戦した。



出場者は個人、団体合わせて220人ほど。
私が津軽三味線を始めた頃は若い方を探すのが難しかったが、時代は変わったものだ。
ほとんどが若い方々で、それも年齢層が低い。
この傾向は全国各地で行われてる大会を見ても同じ状況であり、大変喜ばしい話だ。

さて、10時から始まった大会。
藤秋会からは、薩摩支部が合奏S(スモール)の部門と訓煌、訓平が個人戦、大賞部門にエントリー。
訓煌については昨日のブログに書いたが、兄の訓平は4月に秋田で行われた第9回秋田民謡全国大会、秋田荷方節三味線コンクールに全勢力を注いでいたので、九州大会に出場するように言ったのは5月に入ってから。

まだ二ヶ月に満たなく大賞部門へのエントリーではなく、一般男子のA部門に出す予定だったが、既に申し込みの段階で一般男子枠が一杯で、空きのある大賞部門へエントリーすることになった。

結果は合奏S部門は6チームが出場して3位入賞。




内容は良く出来たと思う。しかし他の会もとにかく上手いし、他のチームが7名、8名で出ている中こちらは6名で、人数差による迫力負け。
やはり小人数の合奏は精鋭で来られると厳しい。
私の採点では4位だったので正直3位は儲けもの。
良く頑張りました。


大賞部門は一般B部門と一般A部門の優勝者も加わり16人で競われ、初出場の訓平はじょんからのソロに取り組んで二カ月に満たない割には、強豪の中で善戦したと言えるだろう。
わずか二週間前の鹿児島の稽古の際はやっぱり出すのはまだ早かったかなと思ったが、二週間でかなり進歩していて本人の努力がうかがえる。

彼の根性から察すれば、これから飛躍的に伸びる事は間違いない。


そして本命の訓煌は大賞部門の6番目に登場。
ミスをしないようにと祈る様な気持ちで聴いていたが、2月の大阪大会の時よりも良い演奏をしてこれは行けると思った。

しかしながらそれもつかの間。
二人後に弾いた同じ鹿児島の高校生が見事な演奏をした。
ああ~.これは完全にやられたと思った。

大賞部門が終わってアトラクションがありいよいよ表彰式、私の採点では悔しいが見事な演奏をした鹿児島の高校生が疑い無く優勝、客席の雰囲気からもこれは間違いないだろうと思った。

訓煌は私の採点だと2位だが審査員の捉え方で順位は変わるので、いくら悪くても5位までの入賞は間違いないと思った。

司会者が大賞部門の入賞5人をよみあげた。
エントリー番号順です。
2番、3番、と呼ばれ次は6番の訓煌だと疑わなかったがまさかの6番をスルー。
えっ?どうしてと?と思ったが審査員の結果だから仕方ない。


衝撃はこの後も続いた。
5人が呼ばれてその中から5位から読み上げられてダントツ優勝だと思ってた8番の高校生がよもやの3位。

よほど良い演奏をしたとの自負心があったのか、これには本人も不思議な顔をして納得がいかない様子が客席から見てもありありと伺える。

まあ、私も色々なコンクールを審査する立場なのでこれ以上は言わない。

訓煌が申し訳なさそうに、先生また精進しますので今後ともお願いしますと言ってくれたのが、せめてもの救いでした。

夕べは一人で美酒に酔いしれる予定でしたが、雨が複雑な心中を一層寂しくさせ、美酒とは程遠い状態でした。


果たしてこの結果を客席はどう捉えたでしょうか?


皆さんお疲れ様でした。

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