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★津軽三味線『藤秋会』家元★加藤訓の公式ブログ 2018年05月08日
各地の民謡を聴いてると、んっ?どこかで聴いたぞ、この唄?っていうのが意外と多い。

秋田と岩手や青森など、隣県ならば往来があるので似るのも理解出来るが、一昨日審査に行った長崎で平戸節という唄があった。


あれっ?この唄どっかで聴いたぞ!と思ったら、そうだ、山形の最上川舟唄に出だしから途中までそっくりだ。


長崎と山形。
随分離れてるのに偶然?
偶然にしては似すぎている。


長崎のお隣り、佐賀県に佐賀箪笥長持ち唄があるが、秋田長持ち唄に良く似ているし、五島列島の五島磯節は茨城県の磯節に良く似ていて、こちらはどちらも磯節でタイトルが同じだから何となく想像はできる。


それにしても長崎と茨城も随分と距離がある。
唄は違うが歌詞が全く同じというのは良くある。


以前、鹿児島の、方言で、[とぜんね]という言葉は秋田でも使い、意味も[寂しい]で全く同じ。
熊本や宮崎で参加することを[かたる]  と言うそうだが、秋田でも同じ意味で使う。


これだけ距離があるのになぜ?
やはりこれは江戸時代の北前船によって伝えられたと考えられる。

当時は今とは違い、九州から東北まで来るには気が遠くなるほど時間がかかったはずで、寄港地で録音機も無い時代に口頭で伝えられ変化して行った民謡はどこかロマンを感じる。



似た民謡を探すのもまた楽しいかもしれない。

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