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★津軽三味線『藤秋会』家元★加藤訓の公式ブログ 2018年04月25日
審査とは非常に難しいものです。
昨日、歌い手の親戚、とのお名前でブログにコメントが入ってました。

8年前の第2回秋田民謡全国大会の秋田荷方節三味線コンクールの際に、ある審査員が出場した訓音の点数をどう見ても異常に低く付けていて、結果順位が大幅に下がってしまったのを私が訓音を哀れに思い、ブログに綴ったのを引用してコメントしてましたが、結論は秋田の審査は8年前と何も変わっておらずもう少し厳正であるべきで、正当な評価をしないと駄目だとのお話だったと思います。


この方の言い分は今回の大会に関わらず秋田で行われる唄の大会は私情が絡んだ大人の審査であり、その結果本当に良いものが正しく評価されてないとの思いだと受け止めました。

同じ審査を務める立場として、必ずしも全てがそうだとは思いませんが、機械的に判断するものではなく、あくまでも感情を持った人間が判断することは、その人の主観が入るので審査員によっては大幅に点数が異なることも現実はあると思います。

その方ひとりの点数が低すぎた為に、本来はもっと上に行くはずだったのにと思う事は審査をしててあります。
実は先日のある大会を審査した際に、ひとりの審査員の点数が明らかに低すぎて案の定その方は予選を落ちてしまいました。
私はその方に最高点をつけ、もうひとりの先生も似たような点数をつけてましたので、私とその先生の見解はほぼ同じだったと思います。

地元の方も納得しなかったようで、その方は地元では唄のうまさでは定評のある方だそうで、よもや予選を落ちするなどとは思ってなかったでしょう。
非常に後味が悪くその方に申し訳ない気持ちになりました。


なぜそれぞれの審査員の点数がわかったかと言えば、事務局が各審査員の点数を見せてくれたからであります。
秋田民謡全国大会でも審査員の点数はお客様にも公表されるので一目瞭然、非常に気を使う審査です。
低くつけた審査員が決して意図的につけたとは思いませんが、見解の違いだと言われればそれを否定する事は出来ません。


人間ですから勘違いや間違いが決してないとは言えませんが、一生懸命その大会の為に頑張ってきた出場者を正しく評価してあげるのが審査員の務め。


解決方法は審査員の数を増やすこと。
そうすれば1人の点数が低すぎても影響は抑えられます。
ただし主催側も予算がある事なので大会の規模によっては中々難しいところです。


もう1つの解決策は成績を発表する前に審査員が出た結果をもう一度全員で検証し、果たしてそれで良いのかを見直す時間を作れば、勘違いや間違いが是正され、正しい方向に行くのではないかと思います。


いずれにしても審査は難しい。


私もあの先生の審査はおかしいと言われないようにしっかりと勉強しなければならないと認識を新たに致しました。


コメントをくれた方、ありがとうございました。

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