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★津軽三味線『藤秋会』家元★加藤訓の公式ブログ 2017年05月31日
少子高齢化が大きな社会問題になってる昨今、民謡界も危機的な状況である。 

先日行われた春季大会も、全関西地区連合大会でも70歳以上が競う銀寿の部、80歳以上が競う金寿の部、部門が大盛況で、若者が出場するジュニア、ヤング部門はその何分の一しかいない。
これは大変な問題である。

本来はこうなってから対処するのは完全に間違いで、どうしてもっと早くやれなかったのかが悔やまれるが、今更言ってもしょうがない。
これは我々にも大きな責任がある。
一番問題なのは学校教育で西洋音楽に重きを置いて、昔から地域に根ざしていた日本の文化である民謡を軽視してきたこと。

色々な背景があるので単純な問題ではないが、学校で先生が教えなければこの現状は打破出来ない。
とは言っても学校の先生が民謡を唄えない、楽器は出来ないでは所詮無理な話。
おそらく今からやっても20年はかかる。

何年か前に学校教育で邦楽を必修科目に入れたはずだが、形ばかりのもので時間は短かすぎるし、何十人もいる教室に三味線一丁でどうやって覚えろと言うのか?。
所詮無理なのである。

先日大阪の大会審査でご一緒した、東海地区の重鎮、山崎定道先生が私たちの年代が20年前にやっておかなければ駄目だったとおっしゃっていたが、やはり国が本腰を入れて積極的に動かなければこの問題は解決しない。

そんな中で盛況なのが唯一津軽三味線。
これは若者がわんさかいる。
以前にも書いたが、今津軽三味線を始める年齢は私がやった時代から比較するとかなり低年齢化している。

私が始めたのは17歳、高校2年の時。
これでも当時は早い方だった。
それが今では小学生で始めるのは当たり前。
どうしてだろう?

答は我々の年代の時は津軽三味線の評価が低かった。
音楽性ではなくて社会的地位が低かったのだ。
それが現代になり、少しずつ評価が向上し、親が子供に奨励するまでになった。
我々の時はやってはならないものだったのだ。
この差は大きい。

結果、津軽三味線の全国大会は青森で三ヶ所、仙台、東京、名古屋、滋賀、大阪、倉敷、宮崎と全国津々浦々10ヶ所でコンクールが行われ、小学生が優勝する時代。


テレビ番組の中でかかるBGMに、津軽三味線を聴かない日はないほどにまでその必要性が高くなってるのだから驚きだ!

このことをみても津軽三味線は完全に日本の音楽として認知されたが問題は民謡。

全国には良い民謡が山ほどある。
これをこのまま廃らせるのはあまりにも残念だし勿体無い。

ではどうするか?

方法は国を動かすしかない!!!!!
先生を目指す教育大学で民謡を必修科目にする!
この単位を取れなければ卒業させない。


これしかない!!!!!

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