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★津軽三味線『藤秋会』家元★加藤訓の公式ブログ 2015年05月29日

平成15年我々にとって耳を疑うような話が舞い込んできた。

一瞬えっ?本当ですか、と聞き返してしまったが、電話の主は御園座の横山常務からで、1月3日からの、五木ひろし40周年記念、御園座正月特別公演に出演してもらいたいとのお話。
あまりにもビッグな話で電話を切ってからも半信半疑。

早速次の日に御園座にお邪魔し、詳細を伺った。
正月3日から27日まで昼夜それぞれ54人を出すことになったが、正直、1日、2日だったらともかく、25日間連続と言うのは果たして出来るのかと不安にかられた。

ただ頭数だけ揃えば良いのではなく、きちんとした演奏レベルを維持するにはかなり難しい問題。
土日は大丈夫だろうが、平日は果たして大丈夫か?
当然延べで2000人以上出すには名古屋の会員だけでは無理なので、他県からも動員をかけなければならない。
考えると色々な問題が浮上したが、折角のお話なので意を決してお受けすることにした。

五木さんの仕事先にも何度かお邪魔をし、ついに16年、1月3日に幕が開き、劇場公演がスタート。
しかしこれが中々大変で、自分達の公演と違いスターの劇場公演は経験がなく手探り状態。
しかも昼夜メンバーが変わるので、そのシフトを組むのに随分と苦労した。
絶対に穴を空けてはならないので皆さんが一人残らず来るのか心配。
そこでまず前日の夜に異常ないか確認、朝家を出た段階で出た事を担当者に報告する事を義務付けた。

真冬なので風邪で危ない時は、朝まで様子を見ないで予備人員と交替するなど、結構うるさくマニュアル化したことで無事に1ヶ月務めることが出来、この経験はその後の藤秋会をステップアップさせる大きな経験になったのだ。


終了後に横山常務からこんな言葉を聞いた。22年間五木ひろしを担当したが、初めて誉められたと。

【横山さん、今回は良い団体を紹介して頂きありがとうございます】

こちらがお礼を言わなければならないのに、反対に横山常務にお礼を言われてしまった。
今から11年前の出来事である。


つづく

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