藤秋会本部TOP  藤秋会日本一賞歴  藤秋会海外公演  藤秋会家元とは?  プロ集団IWAKI  藤秋会公演実績  全国藤秋会MAP
★津軽三味線『藤秋会』家元★加藤訓の公式ブログ 2014年01月09日
津軽人には『じょっぱり魂』なるものがある。

意地っ張りとか負けず嫌いとかを言うが、津軽民謡や津軽三味線には特にこの精神が根強く生きている。

津軽民謡や津軽三味線は人と同じ事をやらないのが基本になっていて、同じ曲をやるにしても必ずどこかを変えるのが普通。
だから同じ曲でも10人10色、100人100色になる。

確かに聴く側からすると面白いかもしれないが、どれが本当なのかわからなくなってしまう危険性はある。

昔、修業時代にずっと津軽の芸人さんと一緒に仕事をしたが、彼等は人の事をまず褒めることはしない。
逆に辛口である。
心の中で良いなあと思っても絶対褒めない。
その心の中には常に『汝、なだば』お前はなんぼのもんじゃ、お前なんかには絶対負けない、俺はお前よりも良いものをやってやる、との『じょっぱり魂』が常に存在するのである。
だから津軽民謡、津軽三味線は独創的で人々を飽きさせない魅力があるのだ。


津軽三味線の始祖、仁太坊は弟子達に常に人まねでない自分の三味線を弾けと説いた。
人と同じ事をやっていたのでは聴衆から直ぐに見放される事を知っていた。
イコールそれは生活出来なくなることであり、生きて行けないことだったのだ。


それではこのじょっぱり精神は創造性豊かで独創的だが、良いことばかりなのかというと、どうも弊害もあるようだ。
その弊害とは何か?


つづく

関連記事