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★津軽三味線『藤秋会』家元★加藤訓の公式ブログ 2013年08月17日

20代の頃、三味線に行き詰まればよく車を津軽へと飛ばした。
何故か岩木山を眺めればそこにヒントがあるような気がしたからだ。

昨日朝起きたら無性に津軽に行きたくなった。
津軽に会いに行きたい。
よしっ!思いたったら吉日、津軽の金木(かなぎ)に行こう。
金木に行って芦野公園の津軽三味線碑にお参りをして、仁太坊の墓参りをして来よう。
ちょうど今日は16日、送り盆だ。


実は5月の夢舞台成功と、ここ何年かの諸々の御礼に、近いうち一度行きたいと思っていた。
秋田の我が家から金木町まではナビで見ると210キロ、昔は随分と時間がかかったが今は高速道路が能代の先、二ツ井まで延びている。
以前は弘前まで4時間はかかったが、金木まで3時間ほどで行けそう。

家を10時に出て秋田南インターから北へ走る。
県境の大館矢立峠まではそれでも2時間かかった。

青森に入り碇ヶ関インターから少し走ると左手に阿闍羅山(あじゃらやま)が見えてくる。
ふもとの町が温泉で有名な大鰐町だ。
その辺から高速を挟んで左右に延々とりんご畑が続く。

まもなく行くと左手前方に荘厳な岩木山が見えてくるはずだが、あいにくの曇り空でかすかにしか見えない。
弘前、黒石を過ぎ浪岡インターで高速を下りるが、いったいどこまで続くのかと思うほどりんご畑がはてしなくつづく。
なるほど生産量日本一な訳だ。


浪岡インターで下り、津軽道を走って行くと左手に岩木山がぼんやりと見える。
この辺に来るとりんご畑から景色は一面田園風景に変わる。
りんごは平地よりも山間部の方が適してるのだろうか?


五所川原市の端を通って金木町に入りまっすぐ芦野公園へ。
ここは日本の桜の名所100選にも数えられるだけあって桜の時期は見事だ!

以前来た記憶をたどって公園内にある津軽三味線碑にお参り。
その後、太宰治の生家、斜陽館のすぐ近くにある津軽三味線の始祖、仁太坊こと、秋元仁太郎氏が奉られている妙乗寺の秋元家のお墓に手を合わせて来た。


私が寺に行く直前に雨が激しくなり、おまけに雷鳴轟き、稲光も凄まじく、お寺の奥様が雷に気をつけて下さいと心配するほどの状況で、これはきっと仁太坊が良く来てくれたと歓迎の意味だったかと勝手に解釈した。


津軽に触れるとどこかほっとし、また頑張ろうという気になる。
現在の津軽三味線の隆盛は始祖、仁太坊はじめ、それを受け継いだ先人の血の出るような辛苦の上に我々がいることを忘れてはならない。


帰って来て飲んだビールがいつにも増して美味く感じた夜でした。

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