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★津軽三味線『藤秋会』家元★加藤訓の公式ブログ 2012年06月06日
アナログ時代の私には今のデジタルにはさっぱりついていけない。一昨日、舞台美術のデザイナーで今回の島津亜矢さんの舞台も手掛けた、その世界では知る人ぞ知る『倉田克巳』さんと食事をした。。
成る程なと思う興味ある話をしてくれた。



現代はアナログ社会から全てと言って良いほどデジタル化になって来て、私のようなアナログ人間は非常に住みにくい社会になっている。
しかし倉田さんいわく。
舞台ではむしろ全てデジタルにしては駄目だと言う。



一例をあげれば、照明。
現在劇場や公共ホールの照明は全て打ち込みと言って、コンピュータでプログラムし自動的に転換して行くようになっている。
しかしこれだと主役や出演者のその日の微妙な表情の変化に対応出来ない。


彼いわく、人の表情はその日の体調や周りの環境によって微妙に変化する。
照明はそれをいち早く察知し、微妙な修正をして最高の明かりを作らなければいけないと言うのだ。


なるほど。
そう言えば、今回、ショーの最初の『流れて津軽』のシーンと梅川、道行きのシーンでは紙吹雪が降っているが、これは雪幕と言って手動で幕を上下に動かして、情景によって微妙に雪の量を調整している。



自動で動かすのは可能だとは思うが、舞台は生き物、毎日何が起きるかもしれない。
その変化を見逃さず対応して行くのが裏方の腕の見せ所。



まさしくアナログの成せる技だ。
アナログ万歳!

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