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★津軽三味線『藤秋会』家元★加藤訓の公式ブログ 2011年09月06日
秋田は民謡王国としてその評価は誰もが認めるところ。
各種民謡全国大会で最も唄われる唄が秋田県民謡、理由はズバリ良い唄が多い。
秋田民謡は比較的明るい唄が多く親しみやすい曲になっているのもその所以。


好きな唄は沢山あるが私が1番好きな秋田民謡は『秋田馬子唄』
東北は昔から馬産地で馬喰(ばくろう)達が馬の商いの道中に各地の唄を持ち歩いて定着したものだと言うが、秋田馬子唄もその中の一曲。



秋田にはこの馬子唄の他に『馬喰節』『秋田馬方節』などがあり、どれも尺八の伴奏でじっくりと聴かせる名曲である。
私の好きな馬子唄の歌詞にこんなくだりがある。



ハアーひとり淋しや馬喰の夜道、後にくつわのアリャ音ばかり。



馬喰は売り買いするための馬を引いて真っ暗な山道を月明かりを頼りに移動する孤独な商売。
静まりかえった漆黒の闇に馬のくつわの音だけががパッカパッカと後から聞こえてきて一層淋しさをかき立てる。
この歌詞はそんな馬喰の孤独な状況を見事に表現している唄ではないだろうか。



是非皆さんにも聴いて戴きたい名曲で有る。



※ 本来『くつわ』とは手綱をつける口輪の事を言うが、この歌詞の『くつわ』とは『靴輪』。
つまり、蹄につける輪っか、蹄鉄の事である。

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