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★津軽三味線『藤秋会』家元★加藤訓の公式ブログ 2011年04月07日
先生が体調を崩されていると伺って非常に心配したが、段々とやせ細って行く姿を見るのは何とも辛いもので、状況からして悪い病気だとは誰もが想像できた。



私が最後にお会いした時は点滴をぶら下げて舞台に上がっていたが、そんな状態でも唄は普段と変わらずの熱唱。
最後の舞台になるかわからない事を自分なりに理解していて、私にはまるで魂の叫びを聴いている様にさえ思え、辛くて立っているのもまま成らない筈なのにまさしく、女王長谷川久子の芸魂をそこに見た様な気がする。




ご主人の佐々木常雄先生から訃報を戴き駆け付けたら、ご自宅の座敷に横たえられていて、そのお顔は病魔から解放させられたせいか真に安らかで、早過ぎる生涯ではあったろうが、全てやり遂げた安堵感を物語っていた様な気がする。



今でも時々当時のテープを引っ張り出して聽くが、完璧なまでに精密で研ぎ澄まされた歌唱法は神が彼女だけに許した特別な唄声に聽こえる。
長谷川久子先生との出会いは私の財産で有り、数々の教えが今の私の心の中に大きな道標となっている事に感謝し、今後の励みにしていきたい。



合掌

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