藤秋会本部TOP  藤秋会日本一賞歴  藤秋会海外公演  藤秋会家元とは?  プロ集団IWAKI  藤秋会公演実績  全国藤秋会MAP
★津軽三味線『藤秋会』家元★加藤訓の公式ブログ 2011年03月
一昨日、友人の舞踊家、西川真乃女さんの名古屋市芸術奨励賞祝賀会の最後に、出席者みんなで次の二曲を唄った。
小学生の頃音楽の時間に習った記憶があるが、何十年経っても美しいメロディーとして心の中にある。



一曲目が『浜辺のうた』


あした浜辺をさまよえば、昔のことぞしのばるる。
風の音よ雲の様よ、寄する波も貝の色も。



『ふるさと』


うさぎ追いしかの山、こぶな釣りしかの川。夢は今もめぐりて、忘れがたきふるさと。




被災地はそれまでの美しい浜辺も、忘れがたきふるさとも今はその影も無い。
果たしてふただびこの地に元のそれぞれのふるさとが戻るのだろうか。



日本人の英知を結集し、世界に誇れる何事にも揺るがないふるさとがそこに出来る事を、今はただ願うばかりだ。

関連記事


昨日、友人である日本舞踊西川流、西川真乃女さんの『名古屋市芸術奨励賞』受賞祝賀会にお招き戴き行って来た。


会場は尾張徳川家筆頭、徳川光友の隠居所を起源とする名古屋の名園、『徳川園』
そこはまるで都会の喧騒から解放してくれ、心穏やかにしてくれるるオアシス。



11時半からのパーティーは立食のビュッフェスタイルで出席者は80名ほど。
西川さんは昨年九月、名古屋の芸術劇場で自らが講師を務める『北京民族大学』の学生を招いての公演を予定してたが、尖閣諸島に因る日中関係の悪化で、全て準備が出来ていたにもかかわらず僅か二日前に突然キャンセルになってしまった。



彼女に全く非はないのに、突然の中止でお詫び行脚をする様子がテレビで全国放送され、本当に気の毒な思いをしたが、彼女は決して弱音を見せる事無く、気丈に振る舞っていたのがかえって痛々しかった。

『努力は必ず報われる』
そんな真面目でひたむきな彼女をきちんと評価して戴いたのが仲間としてとても嬉しい。



人生は表裏一体、悪い事が有れば必ず良い事も有る。
何とか被災者の力に成りたいと昨日は義援金箱も設けられ、出席者で黙祷も捧げ、ささやかながら皆さんの気持ちが被災者に届くはず。
きっときっと、苦難の先には山の様に良い事が有る事を信じたい。



西川真乃女さんの益々のご活躍と被災地の一日も早い復興を心から祈念致します。

関連記事
今年の名取試験ならびに昇格試験が一昨日清須市民センターで行われた。


受験者は13名。
名取を受験した人が8名、準師範が5名。
今回の受験者は全て孫弟子さん。
それぞれの師匠が引率して来るが、皆さん自分の事のように気を使いドキドキするそうだ。


孫弟子さんは普段私と会う機会も少ないので、大分緊張しているのが見てとれる。
名取の試験は、じょんから節、あいや節など三曲弾かせたが、緊張しながらも何とかクリアー。



準師範の課題曲は津軽五大民謡の中でも一番難しいとされる津軽よされ節に絞って試験をしたがこの曲が中々難しい。
みんなで弾いていると何となく弾けている様に錯覚するが、一人ずつ弾かせると微妙にリズムが狂う。


正しい弾き方とほんの少ししか違わないのに、出来上がりがどこか別の曲に聴こえてしまうのがよされ節の難しさ。
それでも皆さん一生懸命頑張って練習して来た姿が見えたので全員合格。



人間だから間違いやミスは当然有る。
コンクールは途中で間違えばアウトだが、この人は普段はちゃんと弾けているのかを見極める。
組織に対しての貢献度、周りからの信頼度なども名取としての重要なポイント。




今までもそうだったが地位がその人間を変えて行く。
それぞれの立場になり、益々頑張ってくれるよう期待をしたい。

関連記事
当時、秋田で長谷川久子先生の伴奏が出来る事は一種のステイタス。
先生の伴奏を付けていると、こちらまで一流に成った様な錯覚に陥るから不思議だった。


私が東京から帰った珍しさもあってか、当時秋田では唄われてない曲を積極的に勉強され、伴奏を付けてくれと言う。
それも誰もが出来そうな曲は選ばない。
コンビでなければ出来ない難しい曲を選ぶので、こちらも懸命に勉強しなければ伴奏出来ない。
女王の唄を伴奏している優越感と満足感で当時の舞台は本当にやり甲斐のある充実した日々だった。



芸には非常に厳しい方だったがお酒の大変好きな方で、それもかなりの酒豪。
良くご一緒させて戴いたが、呑んでる時は皆を平等に扱い、決して偉ぶる方ではなかった。
そんなところが魅力の一つでもあったのだろう。


全てに努力家で、車の免許も50才位でとった筈。
三味線にも熱心で三年間程、私の家に通ってくれて、出来ないところは、何度も何度も自分が出来るまで、聞いてくる。
こちらが大丈夫ですかと心配するほどの熱心さには感服。
芸に対してご自分が納得いかなければ妥協することは有り得なく、とにかく凄い方だった。


つづく

関連記事
富山の大師範、訓政(さとまさ)門下に関 孝博さんと言う方がいる。


彼はJC(日本青年会議所)出身で全国に仲間がいる。
数日前、友人と共に大きな地震の被害を受けた宮城県の気仙沼市に、ワンボックスカーに支援物資を満載にしてお見舞いに行ってくれたと言う。



ルートは新潟の村上経由、国道7号線を北上し山形県の鶴岡市から鬼首峠を通り鳴子で一泊、次の日に宮城県の古川から気仙沼市に入ったそうだ。
勿論、ガソリン不足でスタンドでは給油出来ないので予備燃料を搭載し、帰りには余ったガソリン100リッターほども置いてきてくれたと言うから頭が下がる。



藤秋会にもこのような人がいることは本当に誇らしい。
東北人の一人として心から感謝したい。
藤秋会もささやかながら現在、全国の教室にお触れを出し義援金を募っている。
会員の心温まる真心をお願いしたい。




がんばろう東北!
がんばろう日本!

関連記事
地震から二週間が過ぎ、本来であれば全国どこの家でも見られる様な、週末を家族団欒で過ごす光景がそこにはあった筈だ。
映像からはそんな光景とはほど遠い惨状と疲れきった姿が胸を締め付ける。



昨日嬉しいニュースがあった。
薩摩藤秋会代表の訓皇(さとおう)さんは、店舗の厨房を作る厨房屋さんだ。
昨日の朝、鹿児島公演の事で訓皇(さとおう)さんに電話した際、業務用として在庫していたご飯を自動で炊き上げる『ライスロボ』を被災者の為に寄附したいと言うのだ。


これは有り難い。
津波被災地は全て流されご飯も炊けない状況、直ぐに宮城の訓實(さとざね)さんに電話したらそんな有り難い事はないと感激!
このライスロボは一度に10升を炊ける優れ物で米を入れれば洗浄から全て自動でご飯が炊き上がる。


何処に贈ろうかと相談して、津波で大災害を受けた訓實さんの実家が有る『石巻市』に贈ろうと言う事になった。
早速市長に連絡をとって戴いたが、結論は残念ながら直ぐには贈っても活躍出来ないらしい。



このライスロボを動かすには、電源、ガス、水道が必要で現地からの返事は、大変有り難いお話だが、残念ながらそれらが復旧しない事にはせっかく戴いても使えないと言う。
何とも気の毒な話だ。5月には復旧のめどがつくそうで、それまでお預けになってしまった。



このライスロボが一日も早く現地で活躍出来る日が来る事を願いたい。



がんばろう宮城!
がんばろう東北!
がんばろう日本!

関連記事
福島原発がダウンした影響で計画停電と言う、過去に経験した事の無い事態を招き大変な混乱になっているが、電気の次は人間が生きる為に絶対欠かせない水に影響が出始めた。


農作物が汚染されている事を見れば必ずその様な事態に成る事は想像出来たが、案の定コンビニから水が消えた。
まさか名古屋は離れているので、そんな事は無いだろうと思ってコンビニを覗いて見たら見事に水が消えている。
備えあれば患え無し、はわかるが、距離的な事からして現在も将来も全くその心配の無い所で、過度なこの様な行動は慎まなければならない。


困ってるから義援金を贈ったり、可哀相だと物資を贈る気持ちが有るのなら、今必要な人の為に買い占める行為をしない事が本当の優しさであり思いやりではないのか。

関連記事
昨日東京教室の予定だったが、計画停電のエリア内に入ってしまい稽古場が使えず中止になってしまった。
先日のブログで19日まで休演とお知らせした川中美幸さんの明治座公演も全て中止、北島三郎さんの劇場公演も全て中止になったと言う。


非常時なので仕方ない事だが改めて電気の有り難さを知る。
電力は発電所を増やさない限り直ぐに供給量を増やす事は難しいので、この状況は長引きそうで経済に対する影響も計り知れないだろう。


需給バランスを保つには節電で少しでも消費しない事に尽きるが、この場に遭遇するといかに普段必要無い電気を無駄に使っていた事に気がついた。


一人の節約量は微々たるものかも知れないが、国民一人一人の心がけが思わぬ効果を上げるかも知れない。
不便を経験する事で真の有り難さが見えて来る。

関連記事
宮城藤秋会の師範、訓實(さとざね)さんのお弟子さんに『芳賀直斗』君と言う高校生がいる。


彼は現在宮城県立工業高校の二年生で小学二年生の時から訓實さんに付いて三味線を勉強している。
成績は常にトップ、タイプ的にはプロゴルファーの石川遼の如く爽やか、素直で礼儀正しい好青年だ。



直斗君は自分の家も大きな被害を受けたにもかかわらず連日、全国から送られて来る救援物資の仕分け、荷物の積み降ろしのボランティアで朝から暗くなるまで奮闘していると言う。
何と素晴らしい事だろう。
藤秋会に直斗君のような人がいる事を心から誇りに思います。
彼等の行動は被災された方々に勇気と希望を与え、想像以上の早さで復興する大きな原動力だ。



頑張れ宮城!がんばろう東北! がんばろう日本!

関連記事
ブログが地震の話題ばかりになっていたが、永遠にと言う訳には行かないのでそろそろ本来の形に戻したい。


日曜日、今年度の秋田県民謡協会主催の資格検定試験が行われた。平成元年からスタートして早22年が経ったが、私は立ち上げから10年間事務局を努めさせて戴いたので、この行事に対する思いもひとしおだ。
現在は三代目の佐藤定夫事務局長がしっかりと受け継いでくれている。



部門は唄、三味線、尺八、踊り、太鼓と5部門に別れており5級から助教授までの8ランクを検定する。
地震災害の影響で例年だと100名を超す人数が受験していたが今年は過去最低の55人。
試験は午前中に筆記試験、午後から実技試験を行ったが、私は三味線の受験者13人を審査。
受験者は少なかったが、年齢層が若く将来の秋田民謡界に大きく貢献してくれそうな方々が受験してくれた。



藤秋会からは、助教授の一つ前、講師の資格を目指して訓信(さとのぶ)訓範(さとのり)宮原早苗の3人が受験、見事に合格した。
しかも筆記試験は3人共100点満点。
実技の課題曲は仙北荷方節、本荘追分、秋田小原節の3曲で前日の特訓の成果が有り、まずまずの演奏。
合格の朗報で笑顔晴々、その胸に新たなる希望を持った様だ。



今回は3人共良く勉強した。
『努力は必ず報われる』。
次の目標は6月の鹿児島公演。
一皮むけた秋田からの応援団が頼もしい。

関連記事