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★津軽三味線『藤秋会』家元★加藤訓の公式ブログ 2010年10月29日
入賞者、10人の中で優勝したのが、浅野梅若門下で高校卒業後、内弟子生活をした、名古屋在住の浅野美和子さん。3位と同点ながら、審査規定で2位に輝いたのが岩手県在住の、松村幸一さん。
2位と同点3位が、私の弟子、加藤訓栄(かとうさとえい)
5位が、二代目、浅野梅若のご子息、浅野修一郎さん。
6位が、佐々木實門下の伊藤福実都(いとうふくみつ)さん。

先日ご説明した様に、優勝の浅野美和子さんと、5位の浅野修一郎さんは、言うまでもなく、分類①の、正統派、梅若流。
6位の伊藤福実都さんが分類②の睦実流。
2位の松村幸一さんと3位の加藤訓栄が、分類③のその他になろうか。

それぞれに特徴があるが、浅野美和子さんと浅野修一郎さんは、当然ながら亡き梅若師匠の弾き方に近いのが評価されたと思う。
特に浅野美和子さんを私は昔から知っていて、名古屋でたまに彼女の三味線を聴く機会もあり、最近、随分と良い三味線を弾くなあと思っていて、私も美和子さんが出ると知って、優勝候補の最有力と見ていた。

浅野修一郎さんは昨年よりもかなり上達しており、来年は優勝候補間違い無し。
昨年2位の伊藤福実都さんは、今後、秋田の伴奏界を担うニューリーダーで、期待をされていたが、私の判断では昨年の方が良かった。
同点2位の隣県からの出場、松村幸一さんは技術的に高く来年が楽しみだ。

最後に我が弟子3人に付いてだが、同点3位の訓栄(さとえい)は秋田にいただけあって、知名度が有り、下馬評では優勝候補筆頭だったらしい。音色もしっかりしていて、美和子さんとは僅か0.9の差。
あとは好みの問題だが、梅若師匠に近い三味線を弾いた美和子さんに軍配が上がったのだろう。
訓成(さとなり)はあと一歩で入賞の11位、唄付け部分の必ず入れるべき所を飛ばしたのが原因で、普通に弾いていれば上位入賞出来た。

かわいそうなのは訓音(さとね)。
審査員の勘違いで38人中、37位を付けられたのが痛かった。
それでも15位だから、それが無ければ必ず入賞は出来た。
三人とも、来年はしっかりと修正して再チャレンジすると言う。

来年は更にレベルが高く成るのは確実で、上位は僅差に成るはず。出来る限りミスを少なくし、細かなところの音をはっきりと、ひとつひとつ正確に弾く事が優勝に近づくポイントだ。


来年に期待したい

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