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★津軽三味線『藤秋会』家元★加藤訓の公式ブログ 2010年10月26日
第二回秋田民謡全国大会も盛会のうちに終了したが、三味線部門のコンクール曲に取り上げられた、『秋田荷方節』(あきたにかたぶし)を少し考えて見たい。
津軽三味線の様に豪快な迫力こそ無いが、繊細で技術的にも非常に難しく、秋田三味線を代表する名曲である。

元々この曲は、秋田県が生んだ三味線名人位、故『浅野梅若』師匠が、北海道の北海荷方を参考に纏めあげたものだと言う。
秋田荷方節その物は三味線唄と言うよりも、むしろ曲の流れを聴くと尺八唄の様な気がする。
現に尺八は唄のフレーズ通りにメロディーを追って行くが三味線はそうでは無い。
一見、唄と合って無い様に聞こえるが、メロディー通りに弾かなくても、あまり違和感の無いところがこの曲の面白さかも知れない。

故、浅野梅若師匠の三味線は繊細かつ巧妙で一瞬の狂い無く、言わゆる隙の無い三味線だった。
私は東京から秋田に帰った30年程前に、浅野師匠にお願いして、3回、直接手ほどきを受けたが、当然ながら譜面の無い時代で、かなり苦労したのを覚えている。

さあ、それでは先日の大会を振り返りながら、その奏方を検証して見よう。



つづく

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