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★津軽三味線『藤秋会』家元★加藤訓の公式ブログ 2010年10月
先月の放射線照射糸の話で、ディレクターの山田さんに聞いた話。
放射線はテニスのラケットのガットにも照射されており、照射している物とそうでないものは、全くボールの飛びが違うと言う。

同じ力でも照射している方がはるかに飛ぶので、年輩の非力な方でも楽に打てるとか。


成る程、放射線と言うとレントゲンくらいしか知らなかったが、こんなところにも使われていたとは驚きだ!。ただし値段は照射した方が約、三倍程高いとか。

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世の中には不思議な事がある。
去年、妹の13回忌に、墓前で悩んでいた事を色々お願いしたら、次々に解決して行く。
駄目兄貴の為に粉骨砕身してくれてる様で何となくいつも傍にいる気がする。
人は肉体は滅んでも、魂は生き続けると聞いたが、多分その話は本当の様だ。


さて、家内の叔父さんが亡くなったとの知らせが来た。
この叔父さんは、いつも家内の事を気にかけてくれ、大変可愛がってくれた。
ここ何年か、病に伏し体調が優れないと聞いていたが、3日前に近くに来たとひょっこりと叔母さんと来て、家内がご飯を作ってあげたのを喜んで食べていったと言う。
そして、次の日の一昨日の訃報。
帰り際に、俺はもう駄目だからと言って帰ったと言うが、まさか次の日。

きっと最後に家内の姿を見に来たのだろう。人は自分の最期がわかるのだろうか。
きっと、きっと叔父さんの魂は生き続け家内を護ってくれる事だろう。


心からご冥福をお祈りします。 合掌

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入賞者、10人の中で優勝したのが、浅野梅若門下で高校卒業後、内弟子生活をした、名古屋在住の浅野美和子さん。3位と同点ながら、審査規定で2位に輝いたのが岩手県在住の、松村幸一さん。
2位と同点3位が、私の弟子、加藤訓栄(かとうさとえい)
5位が、二代目、浅野梅若のご子息、浅野修一郎さん。
6位が、佐々木實門下の伊藤福実都(いとうふくみつ)さん。

先日ご説明した様に、優勝の浅野美和子さんと、5位の浅野修一郎さんは、言うまでもなく、分類①の、正統派、梅若流。
6位の伊藤福実都さんが分類②の睦実流。
2位の松村幸一さんと3位の加藤訓栄が、分類③のその他になろうか。

それぞれに特徴があるが、浅野美和子さんと浅野修一郎さんは、当然ながら亡き梅若師匠の弾き方に近いのが評価されたと思う。
特に浅野美和子さんを私は昔から知っていて、名古屋でたまに彼女の三味線を聴く機会もあり、最近、随分と良い三味線を弾くなあと思っていて、私も美和子さんが出ると知って、優勝候補の最有力と見ていた。

浅野修一郎さんは昨年よりもかなり上達しており、来年は優勝候補間違い無し。
昨年2位の伊藤福実都さんは、今後、秋田の伴奏界を担うニューリーダーで、期待をされていたが、私の判断では昨年の方が良かった。
同点2位の隣県からの出場、松村幸一さんは技術的に高く来年が楽しみだ。

最後に我が弟子3人に付いてだが、同点3位の訓栄(さとえい)は秋田にいただけあって、知名度が有り、下馬評では優勝候補筆頭だったらしい。音色もしっかりしていて、美和子さんとは僅か0.9の差。
あとは好みの問題だが、梅若師匠に近い三味線を弾いた美和子さんに軍配が上がったのだろう。
訓成(さとなり)はあと一歩で入賞の11位、唄付け部分の必ず入れるべき所を飛ばしたのが原因で、普通に弾いていれば上位入賞出来た。

かわいそうなのは訓音(さとね)。
審査員の勘違いで38人中、37位を付けられたのが痛かった。
それでも15位だから、それが無ければ必ず入賞は出来た。
三人とも、来年はしっかりと修正して再チャレンジすると言う。

来年は更にレベルが高く成るのは確実で、上位は僅差に成るはず。出来る限りミスを少なくし、細かなところの音をはっきりと、ひとつひとつ正確に弾く事が優勝に近づくポイントだ。


来年に期待したい

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現在弾かれている秋田荷方節の三味線は、大会を見ても大まかに3通りに分けられる。

その1は、正統派梅若流。
その2は、現秋田県民謡協会理事長の、佐々木實師匠の睦実流奏法。
その3はそれ以外

昨年優勝した、二代目小田島徳旺氏とその門下、小田島会の弾き方は、亡き初代が、佐々木實師匠の弟子だった事を見ると、ほぼ一緒である。

その3は1、2を合わせた物、或は解釈の違う物なので、ここではその1と、その2を比較してみたい。

両者の大きく違うところは二つある。
専門的に成るが、1つ目は曲頭の部分から3の糸の10のツボに行く前までの3と4の細かに弾く部分で、睦実流の方が梅若流よりも『すくい撥』が少なく、すくう代わりに『はじき』を使っている。

よって、睦実流の方がややソフトに聴こえる。
3の糸10からは、ほぼ同じで、上がって行った、3と4のかましの所が先程と一緒で違う。

2つ目は、唄の伴奏部分。
歌詞の、(にいがあ~あ~たあー)の、た、の部分が梅若流は14のツボで合わせるのに対して、睦実流はオクターブ下の4のツボで合わせる。
次に違うのが、歌詞、(ば~あさ~まー)の部分と、(花も~うらあ~ずに~)の弾き方は、言わゆる『手』が違う。

ちなみに、私の弾き方は前奏は梅若師匠に教わった奏法で、唄の中は音楽的な見地からどちらでも無い、自分なりの解釈で弾いている。

どの奏法が良いかは、聴く人の判断だが、大事なのは、梅若師匠の原曲を基本にし、大きく逸脱しない事であると考える。
それでは、実際の大会を振り返って見よう。


つづく

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名古屋御園座の1月正月公演は演歌歌手の『川中美幸さん』。
いつもお世話に成っている御園座、取締役の谷本さんから電話で相談があると言われ、上海美食で打ち合わせ。
制作の伊佐治さんもご一緒で、何と!『藤秋会IWAKI』と『太鼓集団、志多ら』、カーネギーホールでご一緒した、箏の『竹田和子』さんが出演する事が決定した。

日程は1月2日から26日まで。
急な話なので色々大変だが、期待に応えられる様、しっかりと努めたい。



忙しくなるぞ!

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第二回秋田民謡全国大会も盛会のうちに終了したが、三味線部門のコンクール曲に取り上げられた、『秋田荷方節』(あきたにかたぶし)を少し考えて見たい。
津軽三味線の様に豪快な迫力こそ無いが、繊細で技術的にも非常に難しく、秋田三味線を代表する名曲である。

元々この曲は、秋田県が生んだ三味線名人位、故『浅野梅若』師匠が、北海道の北海荷方を参考に纏めあげたものだと言う。
秋田荷方節その物は三味線唄と言うよりも、むしろ曲の流れを聴くと尺八唄の様な気がする。
現に尺八は唄のフレーズ通りにメロディーを追って行くが三味線はそうでは無い。
一見、唄と合って無い様に聞こえるが、メロディー通りに弾かなくても、あまり違和感の無いところがこの曲の面白さかも知れない。

故、浅野梅若師匠の三味線は繊細かつ巧妙で一瞬の狂い無く、言わゆる隙の無い三味線だった。
私は東京から秋田に帰った30年程前に、浅野師匠にお願いして、3回、直接手ほどきを受けたが、当然ながら譜面の無い時代で、かなり苦労したのを覚えている。

さあ、それでは先日の大会を振り返りながら、その奏方を検証して見よう。



つづく

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姫路教室の師範、訓和(さとわ)さんが、駒に小指を乗せた際にしっかり指が安定する方法を以前考えてくれ、ブログでご紹介したが、今回は私が先日紹介した駒がズレない方法をさらに強化。

写真は駒の裏側。
3の糸の方がズレやすいので、凹んだ部分に自転車がパンクした際に使う修理用のゴムを両面テープで貼付けた。
効果は絶大!
ずらそうとしてもびくともしない優れ物。
ゴムなので多少音に影響が有るのではと思いきや、全く問題無し。

駒がズレると音が狂ってしまうので、苦労してる方は是非お試しあれ。
ゴムは自転車屋さんで売っているそう。



さすが訓和さん

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しかし、九州には聴き応えのある良い唄がある。

九州を代表する唄は何と言っても、黒田節。お座敷でしっとりと聴きたい博多節。
そして47回大会でグランプリに輝いた佐賀箪笥長持ち唄は、二日目のコンクールにも登場。
長持ち唄は全国に有ると思われるが、知名度で言えば圧倒的に高いのが、秋田長持ち唄と宮城長持ち唄。
東北とは距離的にも遠い佐賀の長持ち唄だが、やっぱりどこか似ていて、婚礼には欠かす事の出来ない唄なのだろう。

そして九州と言えばこの唄。
宮崎県の(正調刈干切唄)(正調ひえつき節)(早調ひえつき節)の三曲。

三曲とも作業唄だが、実にその雰囲気が出ていて、良い唄。
出場者もレベルが高く聴き応えが有り、楽しませて戴いた。

三日間、会場にいて、これでもかと、全国の民謡を聴かせて戴いたが、日本にはこの様な良い唄が沢山有る事を改めて痛感したし、世界に誇れるこの民謡を大切に守り普及して行く必要性を感じたのは私だけではないだろう。



民謡万歳!

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今、羽田空港のラウンジで、モーニングCOFFEE。
明るくシックな作りのラウンジで、ボサノバの響きが、耳に心地良い。


秋田から初便で着き、大阪伊丹への乗り継ぎ待ち。
駐機場の向こうには東京湾が拡がり、開放感有るラウンジからの眺めは格別!


今日は大阪、岡山終了後に姫路まで移動、
ハードな一日だが、何も考えず、ぼーっとしているここの空間が妙に癒される。


今日も頑張れそうだ。

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秋田教室に新入生が入った。
名前は悦子さん。

先月から訓信(さとのぶ)さんから基礎を教わり、早、1ヶ月で(嘉瀬の奴踊り)をついて来るまでに成った。以前、箏をやっていたそうで、中々音感が良く格好もさまになっていますよ。


何でも基礎が大切。
焦らず、確実に一歩一歩進んで戴きたい。
久々の大型新人登場に熱い眼差しをおくる秋田教室でした。

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