藤秋会本部TOP  藤秋会日本一賞歴  藤秋会海外公演  藤秋会家元とは?  プロ集団IWAKI  藤秋会公演実績  全国藤秋会MAP
★津軽三味線『藤秋会』家元★加藤訓の公式ブログ 2010年08月04日
個人戦は合奏と違い和音はあまり使えないので、良い演奏が沢山あった。
一般女性の部で優勝した鈴木利枝さんは、中学生の時に私の会にいた。
最近の上達は目を見張るものが有り、音がしっかりしていてパワーも男性に負けない迫力、曲の流れも良い。


ホールで私を見つけ話をしたが、左薬指にテーピングをしている。どうした?と聞いたら靭帯を損傷していて思う様に弾けないと言っていたので心配したが、あの状態であれだけの演奏が出来るのだから立派、益々頑張って欲しい。


総合で優勝した方も女性で東京から来た白藤ひかりさん。
文句の付け様が無い素晴らしい演奏!
ミスが全く無く、曲の構成、緩急も良く、よほど努力しなければあそこまでは弾けない。きっと素晴らしい演奏家に成るだろう。


演奏はその人が持ち合わせた感性に左右される。
たった三分の演奏でもちゃんとドラマに成っていなければ成らない。
いわゆる『流れ』が大切で、難しいテクニックを乱発してもカチャカチャして、難儀する割にはどこが良いのか?解らない演奏に成ってしまう。


津軽弁で言うと『カチャましい三味線』と言う事に成る。
若い時は皆さんテクニックに走るのは当然だが、聴いてる方が疲れる演奏は余り感心しない。


津軽三味線名人、故『木田林松栄』先生の三味線は、割と簡単なフレーズで何回か聴くとコピー出来た。
しかし、良い。
目をつぶればそこには岩木山が見え、林檎畑が見え、厳しい冬の津軽も見える、そんな演奏だった。


若い方々にはそんな演奏をめざして戴きたい。
『津軽三味線』なのだから。



つづく

関連記事