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★津軽三味線『藤秋会』家元★加藤訓の公式ブログ 2010年08月03日
津軽三味線名古屋大会も今年で4回目。
今年は過去最高の応募があったそうで、一日で熟さなければ成らない為、時間の関係で事前にテープ審査し、結果かなりの方々が出場出来なかったそうだ。
合奏部門から見ようと思い昼頃に会場に入った。
最初が11人以上のグループでその後が10人以下のグループ。

まず感じたのは若い方々が圧倒的に多い。
津軽三味線が確実に若い層に浸透しているのは嬉しい限り、指導者が若いのも一つの要因。

さて、演奏だが、うーん?? 果たしてこれは津軽三味線と呼べるのだろうか??
これを語るには津軽三味線の定義を考える必要が有る。
本来、津軽三味線とは目をつぶった時、そこに『津軽の情景』が浮かんでこなくては成らない。

苛酷な状況から生まれた津軽三味線だが何故、『津軽』と頭に付いているのかを、しっかりと考えて見る必要が有るのではないだろうか。

音楽は時代のニーズにより変化して行く事は有る意味当然としても、余りにも和音を使い過ぎて、音楽性としては高いのかも知れないが、本来の津軽三味線とはかけ離れてしまっている。

あれでは津軽三味線ではなく、単なる太棹演奏に成ってしまってる。
日頃現代音楽が身体に染み付いてる若い方々なので、発想があの様に成るのは理解は出来るが、個人的には原点をもう少し見直して戴だければ有り難い。

そんな中で断トツで素晴らしかったのが、『二代目小田島徳旺』さんが指導した小田島会ジュニアの皆さん。
一人一人の技術がしっかりしていて曲のアレンジも良く、津軽らしさもしっかり残っている。

音楽なので好き好きは当然あろうが、来年からは多少なりとも改善される事を期待したい。


物事には変えて良い物と、変えては成らない物が有るのだから。




つづく

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我が藤秋会も名取制度をとっているが、並びを決める時、この事が大きなネックに成った。

名取の序列と技術は必ずしもイコールではなく、あくまでも勝つ事にこだわった結果、自分の並び順に不満を持ち、理解を得られず会を去って行った人も一人や二人ではない。
この事で非常に悩み大きなストレスに成った。


やればやるほど合奏は難しい。
ただ人数を集めて演奏すれば良いと言うものではなく、良い演奏をするには全体のバランスが重要。


自分の左の音と後ろの人の音が自分に聞こえて来る。
逆に自分がミスをすれば、右の人と前の人に悪影響を及ぼすのだ。良い演奏をするには、良い音がそれぞれの弾き手に行く様に配置をすれば良いのだが、これが最も難しい。
私は連日、まるで難解なパズルをするが如く何十通りも並び替えをして夢に出て来る事もしばしば。


今思えば、その人の面子を考え、私情が入った布陣にした時に敗れているし、事前に何度もシュミレーションを重ねても、当日実際に演奏すると、予想と違っていて、迷った揚句直前に並びを変更、それが裏目に出て負けた事もあった。

サッカーの岡田ジャパンではないが、合奏もチームワークが重要で、選手一人一人が、藤秋会と言うロボットのパーツで有り、無駄な物など一つも無い。
どのパーツ一つ欠けてもそのロボットが動かなく成るんだと思うことが大切で、どの場所に座ろうが、一人一人が大切な役目を担っている事を忘れては成らないのだ。



つづく

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