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★津軽三味線『藤秋会』家元★加藤訓の公式ブログ 2009年10月27日
民謡会館七五三に入社して丁度一年が経った頃、七五三に有る人が津軽三味線で入って来た。

名前は太田元。
青森県は竜飛岬の今別町の生まれ。
なんとこの人は私の海上自衛隊時代の上官だった。

これも何かの縁だと思うが、私が二番目に赴任した艦の名前が『つがる』
その艦に太田さんはいた。

しかも太田さんの弟が私と同期で最初に乗った艦が同じで有った。
私が津軽三味線を弾くのは弟から聞いてたらしく、つがるに着任するのを楽しみにしていたと言う。

着任早々、『お前が加藤か、弟から聞いているぞ、何か困った事が有ったら俺に言え』。その後、何かに付けて気を配ってくれた。

そんな私に刺激され、彼も三味線を始める事に成る。
その後、私は進路を悩み抜いて、どうしても三味線が捨てきれず、この世界に入る事に成るが、まさか彼が後を追って来るとは夢にも思わなかった。


人生は不思議で有る。以前上官だった人が、今度は後輩に成る。
そんな太田さんとは、まるで兄弟の様にいつも一緒だった。

朝から晩まで三味線付け。 酒を飲んでも三味線の話ばかり。
朝まで酒を酌み交わし将来の夢を語った。

もう30年以上前の話だ。

そんな太田さんは、現在、太田家元九郎 の名前で落語協会に所属し寄席で津軽三味線を弾いている。

たまたま、偶然にも一昨日、鹿児島の稽古が終わり、皆さんと食事をしていたら、テレビで『真打ち揃い踏み』と言うイベントが種子島で有るとのコマーシャルが流れていて、太田さんも有名落語家と来ると言う。

昔の仲間が、頑張っているのはとても嬉しく励みに成る。
『頑張れ元九郎』

つづく

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