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★津軽三味線『藤秋会』家元★加藤訓の公式ブログ 2009年09月
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稔りの秋、秋田は今稲刈りが真っ盛り。
そんな中、空港では早くも冬仕度。

なんとラッセル車が出ているではないか。
幾ら何でも少し早過ぎるような気もするが、多分本番に向けて整備の為にでも出しているのだろう。

都市部にいると余り感じないが、こんな光景を見ると直ぐそこまで冬の足音が聞こえて来そうだ。
稲刈りが終わると日に日に寒さが増して行きやがて山々は真っ赤に色づく。
上空からの眺めはまるで宝石箱をひっくり返した様で、余りの絶景に目をみはる。

そんな美しい故郷にはクラッシックやジャズではなく、やっぱり民謡が似合うんだよなあ。
とれたての新米で作った熱々のキリタンボ鍋に山の恵み、キノコ汁、日本一のお酒で乾杯。
そして飛び出すのがやっぱり秋田の唄っこ。秋田ならではの最高の贅沢だ。

そんな時期にピッタリ、今週の土日に第一回秋田民謡全国大会が開催される。
時間の有る方は、最高の贅沢を味わいに是非お訪ねを。

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いよいよその日が来た。
夕べは緊張の余り二時間くらいしか寝れなかった。
衣装、三味線は大丈夫か、糸の替えは有るか、調子笛は有るか、
同じ事を何度か確認する。

傍から眺めると、まるで遠足に行く小学生が何度も荷物を出し入れする様を見るようだろう。
9時に山田百合子先生のお宅にお迎えに上がり、タクシーで会場へと向かう。

会場へは30分程で着いた。
既に店にお客としてたまに顔を出していた、青森出身男性歌手A氏と、津軽手踊りの若い方が先に楽屋入りしており、挨拶を済ませて、荷物を解く。

今日は商工会イベントのアトラクションで30分程のショーだ。
A氏が二曲、手踊りが二曲、 山田先生が二曲、 計6曲。

舞台までまだ一時間程有るので、A氏に踊りの曲、じょんから節と、津軽小原節、津軽よされ節を一度合わせて頂くようにお願いした。
じょんからは踊りの伴奏なので、何とか出来た。
続いて小原と、よされ。ちょっと速いからもう少しゆっくり弾けば後は大体良いと言う。
前に伸べたが、津軽民謡は唄い手により、曲が同じでも、全く唄い方違う。
初めて唄付けする時は、節廻し、節の長さ、テンポなど、慣れないと本当に神経を使う。
色々なパターンをシュミレーションして練習はして来たが、A氏の唄い方はその中の一つだったので多少安心した。

神様、仏様、どうか上手くいきます様に。
いよいよ出番の時間が来た。

つづく

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最近、我々おじさん世代は体の事を考えてか、焼酎党が多い。
普通お湯割りと言えば大きめのグラスにまずお湯を注ぎ、それから焼酎を入れて飲むのが定番。
しかし鹿児島では違う。
お湯割りを頼めばなんとこの様な姿で登場するのだ。
初めてこの姿に遭遇したのが10年程前。
えっ、日本酒じゃなく焼酎のお湯割り頼んだんですけど?

ええ、ですからこれが焼酎のお湯割りですよ。
はあ? 飲んでみたら成る程焼酎だ。
しかも旨い。
こちら鹿児島では焼酎のお湯割りが徳利に入って来るのだ。

えっ、そんな事は徳利知っていたって。
下手な洒落を言ってる場合では無いが、人間関係希薄な世の中だ。
焼酎のお湯割りを徳利で頂いて、差しつ差されつなんて最高ではないか。
日本人は実に良い物を考える。
最高のコミュニケーションツールだな。 徳利に乾杯

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昨日は、来月日本武道館で行われる、(財)日本郷土民謡協会全国大会の練習と11月に出演する五木ひろし45周年御園座特別公演の練習。

会場はトヨタ自動車元町工場前の更正センター3階の大集会場。
受け入れ担当は豊田藤秋会の面々。

いつもの事ながら感心するが、さすが世界のトヨタマンだ。
受け入れ体制は完璧。セッティングを済ませ、集合時間の30分以上も前から、師範自らが誘導員となり、各所にスタンバイしている。
完全に脱帽だ。

東海三県から90名程が参加。
本番まであと少しとあって熱の入った有意義な稽古が出来た。

日頃、一同に会してやる機会が殆ど無い割には、中々の出来。
回を重ねる事にどんどん良く成るのが分かる。
これこそが藤秋会のお家芸だ。
各師匠がしっかりと指導してくれているから出来うる技だ。
師匠連に感謝しながら最後の追い込みに入る。
『決してやり残すな』五木さんの為に、来てくれるお客様の為に、そして自分の為に。

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オリンピック景気に湧いた昭和30年代後半。東京には全国から労働者が駆り出された。

中でも東北は、青森、秋田からの人が多く、夜とも成れば故郷の臭いを求めて民謡酒場へと足が向く。
そこには郷愁にかられた同じ思いの人々が集い、店は連日大盛況で、店主は面白いくらい儲かったと言う。

中でも人気が有ったのが、津軽民謡、津軽手踊り、そして津軽三味線だ。
今まで巡業等で、苦しい生活を強いられていた芸人は当然の如く、我も我もと、東京に出て来て、浅草界隈の民謡酒場に出演。
それまでの生活とは比べものに成らないくらいの収入を得たと言う。
そんな賑わいも50年頃を境に段々衰退して行く。
私の民謡会館七五三入社は53年なので一時の賑わいからは大分落ちた頃で有る。

それでも浅草界隈にはあげれば、七五三を筆頭に、りんご茶屋、秀子、追分、みどり、山唄、浩司会館、鶯、小笠原、小松茶屋など、数多くの民謡酒場が有った。

当時、七五三の定休日は水曜日。
休みの日とも成れば、夕方から民謡酒場のはしごがお決まり。

ただ、酒を飲みに行くのが主では無く、勉強しに、偵察と言った方が良いかも知れない。
ショーの時間に合わせて行き、その店の三味線弾きの腕前を偵察。良い技術を間近に見られるのは、最高の勉強に成った。

逆に他の店が休みの時は、七五三にもほとんどの三味線弾きが訪れ閉店後に一緒に夢を語りあったものだ。
今は中々間近で見たくても、店そのものが無い。

あの頃は良かった。
競って勉強する場所が有った。
山田百合子先生にお供する日まで後三日。

今日も舞台の幕が開く。
つづく

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お座敷等でこんな光景を見た事は無いだろうか?
三味線は決して跨いではいけません。

当たり前の事だが、これが結構見かけるのだ。
跨いだ瞬間、何かのはずみでバランスを崩したら、三味線を踏んでしまい棹を折る原因に成るのだ。

三味線は大変高価な物なので、つまらない事で壊したりしない様にしたいものだ。
私は三味線を跨ぐと足が腐ると教えられた。道具に思いやりを持てないような人は、決して上手く成らない。

そこの貴方、貴方の足の裏、見てご覧。
腐って来たのでは?

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シルバーウイークも終わり、今日からまた気合いを入れ直し、頑張りましょう。

昨日は薩摩藤秋会の稽古。
昨日の鹿児島は9月とは思えない暑さだ。
稽古終了後に幹部とお弟子さんの店で反省会。写真は店主で名取の訓俊さん。

此処の店はネタが新鮮でめちゃめちゃ旨い。訓俊さんはこだわりの真面目人間。
絶対に食べて満足する物しか、お客に出さない。
しかも値段がリーズナブルときている。

三味線にたいする姿勢も真面目そのもので、稽古は店が終わってからの朝方。

鹿児島市を代表する歓楽街、『天文館』の中に有る。
鹿児島にお出かけの際は是非お立ち寄り頂きたいイチ押しスポットだ。

鹿児島市千日町1ー26第1ビル1F
〓 099ー226ー5017 寿司の岩崎

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連日山田先生のご指導の甲斐が有って、何とか唄に合う様に成って来た。

津軽民謡は同じ曲でも唄い手によって全く違う。

極端に言えば同じ曲を100人歌えば100人が皆違うのだ。

普通は有り得ない事だが、これが許されるのが津軽民謡で有り、面白い所だ。

ただし、唄う方は良いかも知れないが、伴奏者はたまったもんではない。

一人一人、長さが違うし、節も全く違う。
同じ曲乍、全然違う曲を聞いているようなのである。

また、唄い手によっては同じ曲でも毎回違う様に唄う。
まさしく伴奏者泣かせ。
俺は一体どっちに行けば良いんだ?と言った感じで訳が解らなく成ってしまい、頭がパニックになるのだ。

ところが慣れて来てコツを掴むと、これが面白い。

次にどの様な節を使うか、唄い手と、駆け引きをして、見事的中した時の、達成感はまさにこれ以上の快感は無い。

勉強を重ねて行きコツを掴めばどの様に唄われても伴奏出来る様に成るが、そこまで行くのが至難の技、茨の道の連続なのだ。

最近の津軽三味線ブームは、誠に結構な事だが、曲弾きばかりで唄付けを全くやらない。
本当の津軽三味線の醍醐味はこの、唄付けなので有りこれを知らないのは可哀相だ。

しかし残念な事に、今の若い唄い手は、余りにも簡単に唄い過ぎて、この様な体験をしたくても、唄ってくれる人がいないのは、寂しい。

それだけ津軽民謡は難しいと言う事だろう。山田先生のお供で、仕事に行く日が段々近く成って来た。

今日も夜が更ける

つづく

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生保内節

今日、明日と秋田県仙北市(前田沢湖町)で
第24回生保内節全国大会が開催される。

秋田民謡は全国の各種民謡コンクールでは最も多く唄われている。
その理由はメロディーラインが綺麗で明るく唄いやすい事。

秋田民謡の中でも生保内節はその代表作だ。
私もこの大会には主催者側の専属伴奏として何回も出演したが、コンクール故に大変神経を使う。

専属伴奏は尺八とのコンビで三組用意されているが、一組一回、連続10人ずつ受け持つ。

予選は200人程。その他、少年少女と高齢者の部門が有るので、100人ほど受け持つ事になるが、唄い手に付いて来る伴奏者がいるので実際一組が担当するのは80人程か。

担当する10人は、トコロテン方式で、次々と唄うので、調弦は10秒ほどで終わらせなければ間が開いてしまう。
10人の内訳は、男女混合なので極端にキーの高さが違う場合があり、これを瞬時に合わせるのは熟練を要する。
現在のキーから次のキーまで、一発、3秒でその音に持って行く。後の7秒で三本の糸を整えるのだ。

これが出来無ければ専属伴奏は務まらない。
いかに早く正確に調弦出来るかもプロとしての大事な要素なので有ります。

お時間の有る方は、その辺も一つの見所。

是非お訪ね下さい。

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写真はごく普通の乾杯シーンだが、手前の方のグラスが、下がっている。

たまたま、こう成ったのでは無く、これにはちゃんと意味が有るのだ。

中国では相手が自分よりも目上の場合、乾杯をする際には自分のグラスを相手のグラスよりも一段下げて乾杯するのがマナーだそうだ。

成る程、納得。
乾杯一つするのにも、きちんと礼節をわきまえている。

日本人が忘れてしまっている事を見た様な気がする。

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